世紀の傑作ベストセラーを映画化!マーゴット・ロビー最新作『嵐が丘』2026年公開決定

世紀の傑作ベストセラーを映画化!マーゴット・ロビー最新作『嵐が丘』2026年公開決定

『バービー』(23)を手掛けたマーゴット・ロビーが主演とプロデューサーを務めるノンストップ・ラブミステリー『嵐が丘』が2026年に劇場公開されることが決定し、本作の特報とティザービジュアルが解禁された。

エミリー・ブロンテ生涯唯一の作品となった世紀の同名ベストセラー小説を原作とする本作。世界で最も知られた作品の一つとして、今日に至るまで多くの国で翻訳出版され数多く舞台化されてきた。映画作品としては1939年公開作の監督ウィリアム・ワイラー、主演ローレンス・オリビエではアカデミー賞8部門にノミネート、1992年公開作の監督ピーター・コズミンスキー、ジュリエット・ビノシュ&レイフ・ファインズ共演も知られており、日本では監督、吉田喜重、出演、松田優作で1988年公開されるなど、過去何度も映像化され、多くの世界中にクリエーターへ影響を与え続けている。

物語の舞台は、イギリス北部ヨークシャー。荒涼とした嵐が丘にある屋敷アーンショウ家の美しい令嬢キャサリン(ロビー)と、屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフ(ジェイコブ・エロルディ)の身分の違う2人は、互いを求め激しく惹かれ愛し合う。しかし、永遠を誓った愛は、やがてすべてを破壊する狂気の復讐へと変貌をとげ、多くの悲劇を巻き起こす…。

解禁された特報では、運命の出会いから燃え上がる2人の愛を、極彩色に彩られた映像美と、世界的ポップアイコン、チャーリーXCXの艶やかな音楽で描きだす。画面全体を抑えきれない2人の情熱が支配する一方で、ブーケを手にレースを翻す花嫁姿のキャサリン、荒れた大地を駆け抜けるヒースクリフ、嵐に揺れる屋敷や2人を取り巻く人々の不穏なカットが連続し、激情と狂おしい運命の渦が交錯していく。

あわせて本作のティザービジュアルも解禁。そこにはキャサリンとヒースクリフが互いの唇を寄せ合い、高ぶる感情を交わす2人が写しだされており、破滅へと向かっていく彼らの一触即発の愛を切り取った、本編への期待高まる一枚に仕上がっている。

いまなお記憶に刻まれる“世紀の愛”を映画化するため、ロビーが監督と脚本を託したのはエメラルド・フェネル。フェネルは監督デビュー作である『プロミシング・ヤング・ウーマン』(21)で性被害というテーマをスタイリッシュかつブラックユーモアを交えて描き、イギリス人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞に輝いた。


軽快なストーリー展開の裏に、人間の醜さや社会の闇をえぐりだす監督の鋭い視点が、映像化され続ける『嵐が丘』をどのようにして新たに現代に紡ぎだすのか、期待が高まる。

文/サンクレイオ翼

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