パク・チャヌク監督の最新作『NO OTHER CHOICE』日本公開決定!予告映像&特別メッセージ映像も

パク・チャヌク監督の最新作『NO OTHER CHOICE』日本公開決定!予告映像&特別メッセージ映像も

韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『NO OTHER CHOICE(英題)』が2026年3月に公開されることが決定。さらに、来年の米国アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表に選出されたことが発表され、あわせて予告映像&特別メッセージ映像も解禁となった。

【写真を見る】第82回ヴェネチア国際映画祭にて、現地時間8月29日(金)にワールドプレミアを迎え、批評家の高評価を受けた本作が日本公開決定
【写真を見る】第82回ヴェネチア国際映画祭にて、現地時間8月29日(金)にワールドプレミアを迎え、批評家の高評価を受けた本作が日本公開決定[c]2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED.

第82回ヴェネチア国際映画祭にて、現地時間8月29日(金)にワールドプレミアを迎え、批評家の高評価で受賞が期待されている本作。『オールド・ボーイ』(04)でカンヌ国際映画祭グランプリ、『別れる決心』(22)で同映画祭監督賞を受賞、常にタブーを打ち破り、緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきた巨匠チャヌク監督がメガホンをとり、現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を独自の視点で描き出す。『JSA』(01)でタッグを組んだイ・ビョンホンを21年ぶりに主演に据え、「愛の不時着」のソン・イェジンをはじめ、豪華キャストが共演する。突然の解雇で人生が一変し追い詰められていく主人公マンス(ビョンホン)に対し、危機に直面するほど強さを増す妻ミリ(イェジン)、そしてマンスとポジションを争うことになるライバルたち。それぞれ矛盾や葛藤を抱えたキャラクターの関係は、アイロニーとブラックユーモアに満ちた予測不能な展開へと観客を引き込んでゆく。

今回、予告映像と共に監督とキャストからの特別メッセージ映像が到着。予告映像では、ビョンホン扮する主人公マンスが長年勤めていた会社をクビになり、家族を巻き込んで生活が一変していく様子が描かれる。こめかみを叩き、「私の愛すべき家族は、私をフルサポートしてくれる」と唱える人々、謎の仮装舞踏会。銃、斧、ペンチの凶器、異様な手袋まで…おどろおどろしくもどこかユーモアを感じる“パク・チャヌクワールド”全開のユニークな映像となった。

そして特別メッセージ映像では、チャヌク監督とビョンホンをはじめ、イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンら韓国映画やドラマでお馴染みの豪華な顔ぶれが勢揃い。「こんにちは!」と日本語の挨拶とともに、映画の魅力を熱くアピールしている。


これまで数々の名作を生みだしてきたチャヌク監督が“突然の解雇”を題材に描いた物語とは?アイロニーとブラックユーモアに満ちた新たな“パク・チャヌクワールド”に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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