最も邪悪な悪党に仕えることが生きがいの「ミニオン」
世紀の悪党を目指す怪盗グルーの忠実な手下として、『怪盗グルーの月泥棒』(10)に初登場した謎の黄色い生命体「ミニオン」。以降『怪盗グルーのミニオン危機一発』(13)、『怪盗グルーのミニオン大脱走』(17)、『怪盗グルーのミニオン超変身』(24)に登場し、主役を務めるスピンオフ作品『ミニオンズ』(15)、『ミニオンズ フィーバー』(22)でも大活躍。時代を超えて生き続ける彼らの生きがいは、その時代の最強で最悪なボスの仲間になることだ。
ミニオンのメインキャラといえば、背が高くて頭もいい、お兄さんタイプのリーダーである「ケビン」。ロックスターになることを夢見る自由奔放な「スチュアート」。小柄でポッチャリ体型、子どもっぽくて元気いっぱいな「ボブ」の3人組。自分たちが認めたボスへの忠誠心が強く、いたずら好きで好奇心旺盛な彼らが超早口で発する意味不明な独自の言語や、コミカルな身体の動きは常に笑いを提供してくれる。悪党になりたいという黒い野望と持ち前の善良さの二面性、ボスとの強い絆、意外と仲間思いなところなど人間くさい気質も魅力。
マリオシリーズに登場するキノコ王国の住人「キノピオ」
「キノピオ」は世界的人気を誇る任天堂の大冒険アクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」でおなじみのキャラクター。キノコ王国に暮らす小柄な人型のキノコ族で、頭の水玉模様は赤、青、緑、ピンク、黄色と個性豊か。ゲームシリーズを原作に、「怪盗グルー」、「ミニオンズ」シリーズを手掛けたイルミネーション・スタジオと任天堂が共同製作したアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)も世界中で大ヒットした。
種族全体としては自らを「かわいい」と言ってのける少々ナルシストな面があり、陽気かつ臆病な性格の者が多い。そのため、キノコ王国を治めるピーチ姫に仕えているものの、警護の面ではまったく頼りにならない。そんななか、アニメ映画版で、ニューヨークのブルックリンからキノコ王国へとワープしたマリオが初めて出会ったキノピオは、冒険に出る日を待ち望んでいたという勇敢でポジティブな性格の持ち主。料理も得意で、マリオとピーチ姫と共に、キノコ王国をねらう大魔王クッパに立ち向かうべく、危険に満ちた冒険に旅立つ。映画には登場しないが、おさげがキュートな「キノピコ」やピーチ姫の執事を務める「キノじい」、有志が結成した「キノピオ探検隊」など愉快な仲間がたくさんいる。
エレメント・パワーを操るヒーロー集団「レゴニンジャ」
ブロック玩具メーカー「レゴ(R)」が発売した、忍者をモチーフとするシリーズ「ニンジャゴー」。この商品の人気を受けて、2011年にアニメシリーズ「レゴ ニンジャゴー」がスタート。修行を積んだニンジャたちが、悪と戦い、ニンジャゴーシティの平和を守っていく。全編フルCGアニメだが、キャラクターの見た目はレゴの3頭身ミニフィギュアの姿になっているのがポイントだ。2017年には映画『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』も公開された。
販売されている玩具のセット商品に回転コマであるスピナーが付属していることから、アニメシリーズに登場する若きニンジャたちもその技を受け継ぎ、回転して敵をなぎ倒すスピン術バトルを得意とする。さらに彼らはエレメント・パワーと呼ばれる各自の属性に応じた特殊能力を操ることもできる。映画版の主人公はアニメシリーズのメインキャラの一人、ニンジャチームのリーダーである「ロイド」。ニンジャたちが倒すべき敵、世界征服の野望を持つ悪の帝王ブラックガーマドンの実の息子という立ち位置で、親子の複雑な関係性や友情ドラマが描かれる。ほかにも仲間思いで明るい性格の「カイ」や、カイの妹で負けず嫌いな「ニャー」、半分少年半分ニンドロイドの「ゼン」らとの熱い絆も見逃せない!