満席回多数のヒット!『愛はステロイド』ケイティ・オブライアンからコメント映像も到着「愛は本当に人を強くする」
『ミッドサマー』(19)、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(24)、『関心領域』(23)など、観る者の心に焼き付いて離れないジャンルレスな映画を数々手掛けてきたスタジオA24が新たに贈る、規格外のクィア・ロマンス・スリラー『愛はステロイド』。現在絶賛公開中の本作より、ジャッキー役のケイティ・オブライアンから日本のファンに向けたメッセージ映像が到着した。
本作は、大胆で示唆に富んだストーリーテリング、刺激的な演出、そして俳優陣の化学反応が各所から絶賛され、ゴッサム・インディペンデント映画賞をはじめとする世界各国の映画賞に44ノミネート、第74回ベルリン国際映画祭への出品も果たしたほか、『ピンク・フラミンゴ』(72)などで知られる鬼才ジョン・ウォーターズが「2024年最高の映画」として挙げた一作だ。
メガホンをとるのは、狂信の末に暴走するカトリック信者の看護師を描いたホラー『セイント・モード/狂信』(19)で長編映画デビューを果たし、映画の常識を打ち砕いて世界に衝撃を与えた新鋭ローズ・グラス。官能的なクィア・ロマンスに退廃的なフィルム・ノワール、デヴィッド・クローネンバーグを想起させるボディ・ホラー、そしてデヴィッド・リンチが愛するシュールレアリズムまで、あらゆるジャンルを横断しながら、映画そのものに中指を突き立てる衝撃作を完成させた。クリステン・スチュワートが、父親を嫌悪しながらもその影響下から逃れられない女性ルーを、ケイティ・オブライアンがボディビルダーのジャッキーを演じる。さらに、エド・ハリスをはじめ、ジェナ・マローンやアンナ・バリシニコフなど、これまでのイメージを打ち砕く役に挑戦している実力派キャストが顔をそろえる。
先週29日より全国公開され、一部劇場では連日満席となるなどスマッシュヒットを記録。公開直後からSNSではその“劇薬級の体験”に圧倒された観客の声であふれている。公開前から注目を集めた奇抜な邦題についても、実際に観た後には納得の声も多く、「なんじゃこの邦題と思ってたけど、見終わった後だとめっちゃいいタイトルだった」などと絶賛されている。
また、大きな話題を呼んだ映画『サブスタンス』(24)との比較も数多く見られ、「『サブスタンス』と『愛はステロイド』、クライマックスの見せ方が大胆な点や精神性が似通っているのがおもしろい」、「途中で『サブスタンス』が始まったのかと思う瞬間があった」など印象的なコメントが多数。そしてなにより観客を驚かせたのは、誰も予想できなかったラストの展開。ラストに圧倒された観客による興奮と驚きの声が続出している。
そして今回、オブライアンから、日本のファンに向けたメッセージ映像も到着。日本での公開を喜ぶ様子や、邦題については「愛は本当に人を強くするからすごくいいと思う」と高評価する姿も。また本作の好きな点について「クレイジーなところ!強い女性と悪い男どもが最悪な決断を下す話です!」と語っているほか、新婚旅行で訪れた日本についてのコメントも。
世界中の観客を驚かせた衝撃な展開で、劇場を熱狂の渦に巻き込む本作。ぜひ映画館でその興奮を体感してほしい。
文/サンクレイオ翼