89年版の主演キャスリーン・ターナーがサプライズ登場！『ローズ家～崖っぷちの夫婦～』ニューヨークプレミアレポート
ある夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いたブラック・コメディとして大ヒットした『ローズ家の戦争』(89)。この名作を、オリヴィア・コールマン＆ベネディクト・カンバーバッチ主演で再映画化する『ローズ家～崖っぷちの夫婦～』が10月24日(金)より公開となる。このたび、キャストが勢ぞろいしたニューヨークプレミアレポートが到着した。
順調なキャリア、可愛い子どもたち、完璧な家庭生活に彩られた誰が見ても順風満帆な夫婦。しかし、夫が事業破綻をしクビを宣告されると事態が一変。見る見るうちに夫婦のバランスが崩れ、2人の心に秘められた競争心と不満が一気に火を噴いてしまう。1989年に公開され大ヒットを記録した『ローズ家の戦争』が、ジェイ・ローチ監督＆トニー・マクナマラ脚本によって復活した『ローズ家〜崖っぷちの夫婦〜』は、夫婦間のよくある話を、痛快に、シビアに、そしてエモーショナルに描くエンタテインメントとなっている。
本作の公開を前に、現地時間8月25日にニューヨークプレミアが開催。会場となったハドソン・シアターには料理家の妻アイビーを演じるコールマンと建築家の夫テオを演じるカンバーバッチを中心に、ケイト・マッキノン、アンディ・サムバーグ、ジェイミー・デメトリウ、ゾーイ・チャオ、スニータ・マニとチュティ・ガトゥ、アリソン・ジャネイら夫婦を取り巻くキャスト陣が勢ぞろい。さらにローチ監督と、脚本のマクナマラも登場し、会場に詰め掛けた観客たちを大いに沸かせた。
念願の共演を果たし、完璧な夫婦を演じた2人。コールマンは「ベネディクトは最高です。私たちは長い間友だちで、一緒に仕事をしたいと思っていました。そして彼は一緒に働くのに最高の人間です。本当に楽しかったし、実際にやり遂げられたことに驚いています」と語ると、カンバーバッチも「友人と仕事をするという発想は実に魅力的です。しかしそれがオリヴィア・コールマンとなると、その才能が自分のレベルを引き上げ、同時に刺激となる。まさに天国のようなものです」とその演技を絶賛した。
さらに、1989年版の『ローズ家の戦争』の主演女優、キャスリーン・ターナーがサプライズ登場。コールマンとの新旧主演女優の対面に会場の盛り上がりは最高潮に。
試写会場では笑いと歓声が絶えず巻き起こり、メディアからは「『ローズ家』は、大勢で観るべき映画！」(SlashFilm)、「知的で奔放、ユーモアに富んだイギリス風のユーモアと、きらびやかなハリウッド映画の手法が絶妙に融合！」(BBC.com)と絶賛されている。
一度は愛を誓った夫婦でありながら両者一歩も譲らない、まさに“命がけの夫婦喧嘩“を描いた本作は、食欲を刺激する料理や斬新な建築デザインなどハイセンスなビジュアルも見どころ。誰もが自分と重ねながら、愛する人との時間を思いださずにはいられないコメディムービーに期待したい。
文/サンクレイオ翼
