「背中を押してもらえた」「明日を生きるヒントがもらえる」…勇気やエールをくれる『不思議の国でアリスと』が心に響く理由とは?

コラム

「背中を押してもらえた」「明日を生きるヒントがもらえる」…勇気やエールをくれる『不思議の国でアリスと』が心に響く理由とは?

1865年にルイス・キャロルによって生みだされ、アニメーション映画、実写映画も大ヒットした「不思議の国のアリス」。長年にわたって愛され続けるこの名作が、『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』として日本で初めて劇場アニメ化され、8月29日(金)より公開される。「花咲くいろは」「SHIROBAKO」などで知られるP.A.WORKSがアニメーションを手掛け、同スタジオの「色づく世界の明日から」「白い砂のアクアトープ」も担当した篠原俊哉が監督を務める。さらに、脚本には「薬屋のひとりごと」や「アオのハコ」の柿原優子、コンセプトデザインに「ファイナルファンタジー」シリーズの新井清志と豪華クリエイター陣が勢ぞろいした。

主人公は、就活中の大学生、安曇野りせ(声:原菜乃華)。ある日、亡き祖母(声:戸田恵子)が遺した招待状に導かれて不思議の国へと入り込み、そこで出会ったアリス(声:マイカ ピュ)とワンダーランドを旅するうちに、いつしか忘れていた本来の自分を取り戻していく。

MOVIE WALKER PRESSでは、劇場公開に先駆けて本作の試写会を実施。試写会参加者からは「背中を押してもらえた」や「主人公に共感した」「現代の物語にアップデートされていて新しかった」「原作へのオマージュにワクワクした」などの感想が寄せられている。本作が描く、自分らしい生き方の選択や頑張る人の背中をそっと押してくれるメッセージ性、そして大人の心に刺さる理由について探るため、印象的なコメントをピックアップしていきたい。

「より共感できる物語になっていた」「素直に生きたいと思った」…主人公は誰もが覚えのある悩みを抱えた就活生

人生に迷っている就活中の大学生・安曇野りせ
人生に迷っている就活中の大学生・安曇野りせ[c]「不思議の国でアリスと」製作委員会

本作が原作と大きく異なる点は、アリスではなく、現代の大学生りせを主人公として物語が展開されるところ。ワンダーランドに入り込み、アリスたちヘンテコな住人たちと交流しながらハチャメチャな大騒動に巻き込まれていく。

「主人公が現代を生きる女性でより共感できる物語になっていた」(30代・女性)
「自分も人生に悩んでいるのでいろいろと考えながら観ました」(30代・女性)
「転職を決めた時期だったので、りせと同じようにもっと自分と向き合いたい、アリスのように素直に生きたいと思った」(20代・女性)
「自分に重ねて考えさせられた。オリジナル要素が入っているのもおもしろかった」(20代・男性)
「数年前の就活をしていたころを思い出しました。当時、この作品に出会えていたらもっと前向きになれたかもしれません」(20代・女性)
「アリスとりせの友情に優しい気持ちになった」(20代・女性)


何事も失敗しないように、空気を読んで生きてきたりせだが、周りに合わせて同じように取り組んでいるのに就活がうまくいかず、悩んでいる。そんな彼女が抱える葛藤や置かれた境遇は、誰にでも覚えのあるもので、参加者からも「共感した」という声が数多く挙がっていた。そして、そんな彼女が自分らしさや本当に大切なものに気づいていく姿にも、「前向きになれた」や「勇気がもらえた」といった感想が寄せられている。

「原作へのオマージュにワクワクした」…「不思議の国のアリス」ならではのシーンとユニークな住人たち

アリスの体が大きくなったり、小さくなったりする原作ならではのシーンも登場!
アリスの体が大きくなったり、小さくなったりする原作ならではのシーンも登場![c]「不思議の国でアリスと」製作委員会

主人公をりせに置き換えたその一方で、原作「不思議の国のアリス」らしさにもあふれ、白ウサギ(声:山口勝平)やマッドハッター(声:山本耕史)、チェシャ猫(声:森川智之)といったおなじみのキャラクターたちも登場。さらに、食べると体のサイズが小さくなったり大きくなったりするビスケットやケーキ、奇妙なお茶会、ハートの女王(声:松岡茉優)がトランプ兵の首をはねるゾッとする描写もアレンジを加えながら描かれている。

「ヘンテコりんなワンダーランドの住人たちがどこか現実っぽくて、いまを生きているように感じました」(30代・女性)
「穴に落ちていくシーンなど原作へのオマージュにワクワクした。登場人物も少しずつ似ていてどこか違うのが新しい」(20代・女性)
「体が大きくなったり小さくなったりするなど原作からの描写もあり、話に入りやすく感じた」(30代・女性)

「デバイスの登場や“タイパ”という言葉が新鮮」…物語に組み込まれた現代のテクノロジー


「花咲くいろは」「SHIROBAKO」などのP.A.WORKSがアニメーションを手掛けた
「花咲くいろは」「SHIROBAKO」などのP.A.WORKSがアニメーションを手掛けた[c]「不思議の国でアリスと」製作委員会

数々の人気作で多くのファンの心を掴んできたP.A.WORKSのもと、りせやアリスたちが生き生きとした表情を見せるだけでなく、躍動感あふれる展開のアニメーション、細やかで美しい風景でも観る者を引きつける。そこに加えて、SNSにスマートフォンのような現代のテクノロジーも登場し、物語に組み込まれているところも新鮮に映ったよう。

「アリスと一緒に冒険できるのが斬新。めくるめく展開でまるでアトラクションのよう」(30代・男性)
「現代的にアップデートされたところと原作の世界観がうまく合わさっていて楽しかった」(30代・女性)
「スマホなど現代の機器を登場させながら原作の名シーンにうまく溶け込ませていた」(30代・女性)
「現代ならではのデバイスや“タイパ”という言葉が新鮮だった」(20代・女性)

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