10年以上に及ぶ一大シリーズついに完結『死霊館 最後の儀式』ジェームズ・ワンらが想いを語る特別映像
「死霊館」ユニバースの最新作で集大成となる『死霊館 最後の儀式』が10月17日(金)に公開される。このたび、本作の特別映像とともに、新たな場面写真が解禁となった。
「ソウ」シリーズ、「インシディアス」シリーズなど数多くの傑作ホラーを生みだしてきたジェームズ・ワン監督が、実在した心霊研究家ウォーレン夫妻が体験した人知を超えた戦慄の怪奇事件をもとに映画化した『死霊館』(13)を始めとした「死霊館」シリーズ。第1作が全世界興行収入3億2000万ドルを記録すると、続く『死霊館 エンフィールド事件』(16)、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(21)も軒並み大ヒットし、「アナベル」シリーズ、「死霊館のシスター」シリーズなどが制作され、一大フランチャイズとなった。
本作は、『死霊館』から12年。「死霊館」ユニバースの9作目にして最新、最凶のフィナーレを飾る完結編となる。数々の傑作ホラーを手がけてきたワンとピーター・サフランがプロデューサーを担当。監督は、前作の『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』、『ラ・ヨローナ~泣く女~』(18)、『死霊館のシスター 呪いの秘密』(23)を手がけ、ユニバース後期を支えたマイケル・チャベスがメガホンをとる。さらに、本シリーズを通してウォーレン夫妻を演じてきたベラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが、エド&ロレイン・ウォーレン役としてそれぞれ続投する。
今回、本作への期待を一層掻き立てる特別映像”シリーズ集大成編が解禁。“「死霊館」ユニバース”の“生みの親”であるワンをはじめ、プロデューサーのサフラン、最終章の監督という大役を担うマイケル・チャベス、そして実在の心霊研究家ウォーレン夫妻をシリーズ通して演じ続けてきたファーミガとウィルソンら豪華メンバーが登場。過去10年以上にわたって続いてきた本シリーズを振り返りながら、フィナーレに込めたそれぞれの熱い想いを語っている。ワンは冒頭で「今作は私にとって集大成となりました」と語り、「寂しいですが何事にも終わりが来ます」とシリーズの終幕に対する万感の思いをにじませる。
また、ファーミガとウィルソンもこれまでを懐かしみながら、第1作目への出演が決まった当時を振り返ってる。本作でウォーレン夫妻が立ち向かうのは、“最恐”にして“最後”の事件。チャベス監督は「シリーズ史上最も邪悪な事件です」と断言し、ベラも「今作の悪魔はウォーレン夫妻に強い怨みを抱いている」と夫婦が出会った最初の悪魔とのつながりを語り、過去作を凌駕する絶望と脅威を警告。過去作の映像やメイキング、さらには本作の本編映像や現場での和やかな撮影風景も垣間見ることができ、ますます本作への期待が高まる映像となった。
あわせて、不穏な空気に満ちた場面写真も公開に。なにかを憂うような表情を浮かべるロレインと、凶悪な悪魔に立ち向かう気迫をみなぎらせるエドをとらえたウォーレン夫妻の印象的なショットに加え、薄暗い部屋の片隅にうずくまる“人影”のような姿を捉えた不気味な1枚も。さらに、ロレインと愛娘ジュディがどこかをじっと見つめる意味深なカットや、本作の事件の鍵を握るスマール一家の姿も収められている。醜悪な姿をした正体不明な“なにか”のビジュアルも解禁。悪魔の気配が色濃く立ち込める場面写真の数々からは、本作がかつてない戦慄へと突き進んでいくことを強く予感させる。
圧倒的な恐怖で全世界を震え上がらせてきた“「死霊館」ユニバース”。その衝撃と、万感の想いが込められたフィナーレを、ぜひスクリーンで体感してほしい。
文/鈴木レイヤ