不気味なミュータントも…!海、陸、空を大暴れする『ジュラシック・ワールド』最新作の恐竜大図鑑

コラム

不気味なミュータントも…!海、陸、空を大暴れする『ジュラシック・ワールド』最新作の恐竜大図鑑

夏といえば恐竜!恐竜といえば「ジュラシック・パーク」シリーズ!ということでシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(公開中)の公開を、いまかいまかと心待ちにしてきた人も多いはず。“海、陸、空の3大恐竜のDNAを手に入れよ!”というウルトラC級ミッションが大スケールで繰り広げられる本作には、多種多様な恐竜たちがわんさか登場するので、ここでチェックしていきたい。

モササウルスなどド迫力な海の恐竜

【写真を見る】スカヨハに襲いかかる恐竜たちを一挙チェック!
【写真を見る】スカヨハに襲いかかる恐竜たちを一挙チェック![c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

かつて世界中に放たれた恐竜たちが気候や環境に耐えられず数を減らし、赤道直下の限られた地域にだけ生息するなか、秘密工作の専門家ゾーラ(スカーレット・ヨハンソン)は、製薬会社の代表マーティン(ルパート・フレンド)から巨大恐竜のDNAを持ち帰るという任務を受諾。傭兵のダンカン(マハーシャラ・アリ)、古生物学者のヘンリー博士(ジョナサン・ベイリー)ら仲間たちと共に、かつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた“禁断の地”サン・ユベール島へと足を踏み入れていく。

海の王者モササウルスはさすがのド迫力
海の王者モササウルスはさすがのド迫力[c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

ダンカンの船で島へと向かう途中の海で、最初のDNA採取に挑むのが「モササウルス」。シリーズ初登場となった『ジュラシック・ワールド』(15)では、ホホジロザメに喰らいつくショーの見せ物とされていたこの巨大海棲爬虫類の全長は30m超、体重は18トン以上と、恐竜界屈指のビッグサイズ。その巨体からは想像できないスピーディな動きと強靭な顎で獲物を逃さない白亜紀後期の海の王者であり、水しぶきをあげながらゾーラたち一行に牙を剥いてくる。

新たな生態が判明したスピノサウルスは海で大活躍!
新たな生態が判明したスピノサウルスは海で大活躍![c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

そんなモササウルスと共に海で襲いかかってくるのが、『ジュラシック・パークIII』(01)のメイン恐竜として初登場した白亜紀後期の水陸両生肉食恐竜「スピノサウルス」。全長約12m、体高4mほどの体は“ツノトカゲ”という意味の名前を持つように、鋭い口や船の帆のような大きな背びれが特徴。前作では陸の恐竜として登場したが、近年の研究で水生であった可能性が高いと判明したことにより、今作では海を舞台に大暴れしている。

絶対的王者のTレックスも!肉食&草食がそろう陸の恐竜

神々しい雰囲気を放つティタノサウルス
神々しい雰囲気を放つティタノサウルス[c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

陸でのミッションのターゲットとなるのが「ティタノサウルス」。白亜紀後期に生息した巨大草食恐竜で、名前は“タイタニック・リザード”(タイタン族のような巨大なトカゲ)の意味。体長約22m、体高約15m、体重27トン超という史上最大級の竜脚類で、しなやかに伸びる長〜い首と尻尾を持つ。映画ではその特徴を使って“ある行動”を取る。

初登場のアクイロプス。かわいい
初登場のアクイロプス。かわいい[c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

同じく穏やかな草食恐竜として物語に癒しを与えてくれるのが、白亜紀初期に生息していたとされる「アクイロプス」。2014年に新種として認定されたこの恐竜はトリケラトプスを小さくしたような角竜類の一種で、全長は1mにも満たない。劇中では、ゾーラたちが出会った家族の幼い娘イザベラに“ドロレス”と名付けられ、彼女のリュックの中で一緒に冒険を繰り広げることに。

一方で凶暴な肉食恐竜ももちろん登場。シリーズで毎回恐怖を与えてくれる人気の獣脚類「ティラノサウルス・レックス(Tレックス)」は本作でも大活躍。全長13mほどの筋肉質なボディと、大きく極悪な頭部とアンマッチな小さな手を持つ“恐竜の王者”は、今作では1作目『ジュラシック・パーク』(93)でスピルバーグ監督とデヴィッド・コープが断念したという川を泳ぐ姿を披露している。

『ジュラシック・パーク』などのヴェロキラプトルも登場する
『ジュラシック・パーク』などのヴェロキラプトルも登場する写真:SPLASH/アフロ

シリーズおなじみといえば、小型の肉食恐竜「ヴェロキラプトル」もしっかり登場。デザインは一新され、体高約1.7m、全長約3.7m、体重は約226kgほど。“素早い泥棒”という名にふさわしい、集団での狩りを行おうとするのだが…。

さらには、1作目『ジュラシック・パーク』にも登場していた、えり巻きトカゲのようなトサカがインパクト大な「ディロフォサウルス」や、トゲトゲの装甲に覆われた“連結したトカゲ”こと草食恐竜の「アンキロサウルス」、ニワトリほどの大きさの獣脚恐竜「コンプソグナトゥス」など、多種多様な恐竜が登場する。


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