『ヒックとドラゴン』続投のジェラルド・バトラーや新キャスト陣を監督が大絶賛!特別映像も

『ヒックとドラゴン』続投のジェラルド・バトラーや新キャスト陣を監督が大絶賛!特別映像も

「シュレック」や「ボス・ベイビー」シリーズ、現在公開中の『野生の島のロズ』(24)などで知られるドリームワークス・アニメーションが手掛けた同名アニメーション映画を初めて実写映画化した『ヒックとドラゴン』が9月5日(金)より全国公開される。このたび、アニメ版3部作を撮り続けたディーン・デュボア監督がキャスティングの裏側や、続投のジェラルド・バトラーについて語る特別映像が解禁された。

【写真を見る】アニメーション映画から続投、ストイック役のジェラルド・バトラー
【写真を見る】アニメーション映画から続投、ストイック役のジェラルド・バトラー[c]2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

アニメーション映画『ヒックとドラゴン』は、その年のアカデミー賞2部門(長編アニメーション賞、作曲賞)およびゴールデングローブ賞(最優秀長編アニメーション映画賞)にノミネート、アニー賞では10部門で賞を獲得。この1作目は全世界興行収入4億9万ドルを突破する大ヒットを記録し、その後2014年と2019年に続編が公開され全世界で大ヒット、スピンオフもテレビシリーズとして配信され大好評を博す。空前のスケールと圧倒的クオリティで描かれたバイキングの少年ヒックと彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険は、世界中を感動で包み込んだが、今回、革新的な映像と巧みなストーリーテリングによって新たに贈りだすのは、実写による驚異のドラゴンライド・アドベンチャーだ。

ドラゴンと交流するヒック
ドラゴンと交流するヒック[c]2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

驚異の進化を遂げ、最新のIMAXカメラで撮影されたリアリティあふれる映像が、圧倒的な没入感をもたらす初の実写化映画『ヒックとドラゴン』。日本に先駆けて公開された北米ではオープニングで約8463万ドルを稼ぎ、週末興行ランキングで堂々の初登場NO.1スタートを切った。この成績は、過去のアニメ原作シリーズ3作品のオープニング成績をはるかに超える数字であり、2週目の週末も強豪作品を押さえ、北米およびインターナショナルの週末興行収入ランキングで2週連続1位を記録。現時点で全世界累計興行収入は約6億1834万ドル(8月4日現在、BOX Office MOJO調べ)を記録する大ヒットとなっており、世界中の「ヒックとドラゴン」シリーズファンおよびドラゴンファンからの絶大なる支持を受け、“ヒクドラ”旋風を巻き起こしている。

解禁されたのは、デュボア監督が本作のオファーを受けた時の心境やキャスティングについて語る映像のほか、ヒック役のメイソン・テムズとアスティ役のニコ・パーカーがキャスティング決定に感激する様子など秘蔵映像が収められた特別映像だ。
 

愛嬌たっぷり、ナイト・フューリーのトゥース
愛嬌たっぷり、ナイト・フューリーのトゥース[c]2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

10年間にわたりアニメーション映画「ヒックとドラゴン」シリーズの監督を務めてきたデュボア監督は「『ヒックとドラゴン』に再び戻る決心をした。実写映画として撮る機会に恵まれました。なによりあの世界に戻れてうれしいです」と、実写版として現実世界に誕生した本作のセットで、実写映画を撮る機会に恵まれたからこそシリーズの世界に戻ろうと決心したことや、再び本シリーズの世界に足を踏み入れることができた喜びを率直に語っている。

アニメーターとしてキャリアをスタートさせた彼は、制作に入る前に自ら絵コンテを用意して撮影に挑んでおり、本映像では過去シリーズ制作時の監督の姿が映しだされる。「登場人物たちやあの世界観が恋しくて。メッセージ性のあるところが好きなんです。冒険や驚きが物語に詰まっている。少年がドラゴンと心を通い合わせる誰もがその内容に共感できます」と、10年間育て上げたシリーズが恋しかったことや、いかにシリーズに共感し魅力を感じたかを語っている。

進化したアクションシーンに注目
進化したアクションシーンに注目[c]2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

古代からバイキングとドラゴンとの戦いが続くバーク島を舞台に、バイキングの息子ヒックと、ドラゴンのなかでも最も凶暴とされるナイト・フューリーのトゥースが、互いの種族や立場の壁を超えて絆を深め、成長していく姿がエモーショナルに描かれる本作。バイキングの族長を父親に持つヒックが、守り継がれてきたバイキングの伝統と自身のなかで芽生えつつある新たな価値観のなかで葛藤する姿も丁寧に描かれている。「自分のリズムで歩くことは私の人生の教訓でもある。大切にしていきたい」と監督も、多様性を尊重するという作品の持つ力強いメッセージ性に深く共感している。

実写化を実現にするにあたり、象徴的なキャラクターを演じる俳優たちのキャスティングは重要だ。アニメーションのキャラクターをそのままコピーしたような人物ではなく、各個人に備わった本能的なものやスクリーン上での相性に重点を置き、多くの候補者に会って配役を決めていったという。そして、ヒック役のメイソン・テムズ、アスティ役のニコ・パーカーといった活気にあふれたキャストが抜擢された。本映像では、監督から役を打診されたテムズとパーカーが感激のあまり満面の笑みを浮かべ、喜びを身体全体で表現する姿が収められている。監督は「ニコとメイソンの2人は来た瞬間からキャラクターに命を吹き込んでくれた。ヒックとアスティは2人にしか任せられなかった」と、唯一無二のキャスティングであったことを明かしている。

『ヒックとドラゴン』が9月5日(金)より全国公開
『ヒックとドラゴン』が9月5日(金)より全国公開[c]2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

また、本作においてアニメーション映画から続投のストイック役のジェラルド・バトラーのキャスティングは外せない。「ストイックといえばジェラルドだ。アニメからそのまま抜けだしたようで見ていてワクワクする」と監督はストイック役を演じたジェラルドがアニメーションのみならず、実写化においてもハマり役であると賛辞を贈っている。

最後に監督は「『ヒックとドラゴン』を愛するみなさんに我々が作った作品を楽しんでもらいたい。敬意を込めて作りました。この壮大な冒険を描けることに毎日感謝しました」と“ヒクドラ”愛の詰まったコメントを寄せており、本作の出来栄えに期待の高まる仕上がりとなっている。すでに北米およびインターナショナルの興行ランキングを席巻し、進化した驚異の「ドラゴンライド・アドベンチャー」へ大絶賛と感動の声が鳴りやまない本作をぜひ劇場で体験していただきたい。


文/山崎伸子

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