細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』重要シーンを盛り込んだ予告映像&場面写真

細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』重要シーンを盛り込んだ予告映像&場面写真

『未来のミライ』(18)でアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた細田守監督が、『竜とそばかすの姫』(21)以来4年ぶりに手掛けた最新作『果てしなきスカーレット』(11月21日公開)。同じく細田監督作『サマーウォーズ』が2009年8月1日に劇場公開を迎えたことにちなみ”サマーウォーズの日”と命名されている本日、本作の予告映像と場面写真が到着した。

【写真を見る】芦田愛菜が声を演じる主人公スカーレット
【写真を見る】芦田愛菜が声を演じる主人公スカーレット[c]2025 スタジオ地図

主人公のスカーレットは、とある国の国王である父を殺された王女。しかし、その復讐に失敗したスカーレットが目を覚ますとそこは“死者の国”だった。狂気にあふれたこの“死者の国”では、宿敵に復讐を果たし“見果てぬ場所”にたどりつかなければ虚無となり存在が消えてしまうという。スカーレットは虚無とならずに、宿敵に復讐を果たすことができるのか?果てしなき復讐への旅路が始まる。

主人公スカーレットの声を演じるのは芦田愛菜。そして芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師の青年、聖を岡田将生が演じる。さらに、スカーレットと聖の前に立ちはだかる最凶の宿敵クローディアスを役所広司が演じる他、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、山路和弘、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、白石加代子といった日本を代表する豪華俳優陣が集結し、新たな細田作品を彩る。

このたび解禁されたのは90秒の予告映像。ただ1人、“死者の国”でボロボロになりながら旅するスカーレット、そして「裏切り者には罰を与えなければならない…」とスカーレットの父アムレット(声:市村)を処刑するクローディアスと衝撃のシーンから映像は始まる。クローディアスへ激しい復讐心を燃やすスカーレットの前に、現代で生きているはずの日本人看護師の聖が現れる。なぜ自分が“死者の国”に迷い込んだのか、状況がわからぬままスカーレットと旅を共にすることになる聖。クローディアスが放つ刺客集団から次々と命を狙われても、戦いをやめるよう説得を試み、どんなに突き放しても優しい言葉をかける聖に、復讐心だけで生きてきたスカーレットの心が揺り動かされる。必死にもがく2人の姿が壮大な映像と共に描かれる予告映像となっている。

岡田将生が声を演じる日本人看護師の青年、聖
岡田将生が声を演じる日本人看護師の青年、聖[c]2025 スタジオ地図

またあわせて場面写真も解禁。“死者の国”でスカーレットと聖がぶつかり合い、支えあい、そして、生きていこうとする姿を切り取ったカットや、険しい表情をみせる宿敵クローディアス、やさしいスカーレットの父アムレットとの笑顔の思い出シーン、吉田演じるヴォルティマンド、斉藤演じるガートルード、松重演じるコーネリウスなど、一癖も二癖もありそうなキャラクターたちの姿を見ることができる。


第82回ヴェネツィア国際映画祭をはじめ、海外の映画祭への参加も続々と決定している本作。圧倒的スケールと深淵なストーリーを映画館で味わってほしい!

文/スズキヒロシ

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