『ジュラシック・ワールド/復活の大地』宣伝隊長・やす子、もし恐竜に遭遇したら「戦車で撃ちますかね!」と笑顔
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)のSCREENX特別イベント付き試写会が7月31日にTOHOシネマズ池袋で行われ、宣伝隊長に就任したお笑い芸人、やす子が出席した。
スティーヴン・スピルバーグ監督の手によって産声をあげ、シリーズ全6作の累計世界興行収入が9,400億円以上を突破する「ジュラシック」シリーズの新章となる本作。初の女性主人公となる秘密工作の専門家ゾーラ・ベネットをスカーレット・ヨハンソンが演じ、新たな冒険を率いる。
「宣伝隊長として盛り上げたい!」と意気込んだやす子は、「流行らせたいものがあります。ギャルピーってあるじゃないですか」と手のひらを上に向けてピースを突き出しつつ、「今回は『ジュラシック・ワールド』ということで、こっちで。“ティラピー”を流行らせたいと思います」とギャルピーを裏返しにして、牙のようなピースを繰り出していた。
今回のイベントは、左右の壁面にも映像を投影することにより、270度の視界で映画を鑑賞できる次世代型の映画上映システム「SCREENX」で、没入感MAXの体験ができるという特別試写会。すでに体感したというやす子は、「視界全部が『ジュラシック・ワールド』の世界に入り込んで、自分もこのなかの主人公や登場人物なんじゃないかという想いで、ドキドキでした。映画館ということを忘れて入り込めるようなスクリーンでした」と興奮しきり。SCREENXの担当者から「『ジュラシック・ワールド』で描かれている自然や環境が視野いっぱいに広がることで、SCREENXの真価を発揮する」と本作との相性もばっちりだと解説されると、説明に聞き入っていたやす子は「より臨場感が味わえますね。すごいですねえ!」と感心していた。
本作には、日本語版の声優としても出演しているというやす子。「2秒くらいですけど」と照れ笑いを見せながら、「20回くらいNGをくらいました。たった一言なんですが、コケるシーンで『どひゃー!』と言ったら、『使えないです』と。できれば『うわー!』とか自然体にしてくださいと怒られました。勉強になりました」と告白。また「全シリーズのなかで、一番恐怖をよりリアルに感じた」作品になったそうで、「目の前での恐竜の出方や、すべてのアクションが“3ひねり”くらいある」と何度も驚いたとのこと。「ティラノが川のなかであることをするんですが、言いたいけれど、言えない!観ていて、思わず声を出して『うわー!』と言ってしまいました」と楽しそうに話していた。
さらに「なんでこんな恐竜がいるところに行くのかなと思って。恐竜は、映画で観るのが一番です!」と声を大にした見せたやす子。もし遭遇してしまったとしたら「どのようにサバイブするか?」と尋ねられると、「サバイブ…どうだろうなあ」と頭をひねり、「戦車で撃ちますかね」とさわやかに言い放ち、会場も大笑い。「空にいるのが一番安全かなと思いますが、翼竜もいるから怖いかも」と考えながら、「ケツァルコアトルス」と翼竜の名前を口にすると少々噛んでしまい、「おととい親知らずを抜いて、うまくしゃべれないんです。すみません、はいー」とはにかみ笑顔を見せていた。
そしてステージには、本編にも登場するシリーズ初の恐竜アクイロプスの“ドロレス”が登場する場面もあった。アクイロプスは、小さなツノと潰れた鼻先が特徴で、体長およそ54cmのかわいらしい恐竜。劇中では、少女イザベラとの間に友情が芽生えて「ドロレス」と名付けられる。リュックのなかに入って愛らしい表情や鳴き声を披露するドロレスに、やす子は「かわいいですー!」とメロメロ。「映画のなかでも寝ている姿がすごくかわいかったです」と目尻を下げつつ、「うちの子もこれくらい(の大きさ)なんです。かわいいなあ。猫のことを思い出して、早く帰りたくなってきた」とそわそわしていた。またドロレスは、各地の映画館やショッピングモールにも出現する予定があるという。
宣伝隊長として、たっぷりと本シリーズの魅力をアピールしたやす子。最後には「全作品のなかで一番進化して、一番ドキドキできて、もっともっと好きになると思います。観た後はワクワクして、楽しかった、もう1回観たいと思うはずです」と呼びかけ、「よかったら、“ティラピー”も使ってみてください!」と改めてプッシュしていた。
取材・文/成田おり枝