『事故物件ゾク 恐い間取り』がついに公開!前夜祭でSnow Man渡辺翔太が「好きになっちゃいました」と吉田鋼太郎に告白!?
2020年の夏休みに公開され、興行収入23億4000万円の大ヒットを記録した『事故物件 恐い間取り』(20)。そのシリーズ最新作となる『事故物件ゾク 恐い間取り』が、7月25日より公開。それに先駆けて7月24日、丸の内ピカデリーにて公開前夜祭イベントが開催され、本作で映画単独初主演を務めた渡辺翔太(Snow Man)を筆頭に、畑芽育、吉田鋼太郎、原作者の松原タニシ、メガホンをとった中田秀夫監督が登壇した。
タレントになる夢を諦めきれずに福岡から上京し、ひょんなことから“事故物件住みますタレント”として活動を始めることになった桑田ヤヒロ(渡辺)。必ず取り憑かれる部屋やいわく付きの古い旅館、降霊するシェアハウスなど、テレビ番組やSNSのネタ欲しさに事故物件を転々とし、それぞれの物件に隠された謎へ迫っていくヤヒロ。しかし、人一倍取り憑かれやすい体質の彼に次々と怪奇現象が襲い掛かり、ある事故物件で想像を絶する恐怖と真実にたどり着くことに。
爽やかな青のセットアップで登場した渡辺は、会場から巻き起こった黄色い声援に「今日は歓声が少しだけありましたね」と笑いを誘い、ヒロインの春原花鈴役の畑は「初めてのホラー映画挑戦で、なにもわからない状態で現場に入ったのですが、たくさんのスタッフの方々やキャストのみなさんに支えていただきながら無事撮り終えられて、今日を迎えることができて本当に幸せです」とコメント。
また現在24件目の事故物件に住んでいるという松原は、このイベントのリハーサル中に映写機のトラブルがあり、開場ギリギリまで上映が危ぶまれていたとスタッフに聞かされたことを明かすと、畑から「松原さんのせいですよ!」と指摘が。中田監督が「映写機トラブルにドキッとしましたが、無事皆さんに届けられて良かったです」と安堵すると、松原は「幽霊さんも喜んで盛り上げてくれているのかなと思いますので、皆さんも幽霊さんと一緒に楽しんでいただければ」と会場を見渡しながら呼びかけた。
優しすぎるがゆえに幽霊に取り憑かれやすいヤヒロについて、演じた渡辺自身は「とにかくピュアで優しい人。普段の僕そのものに近いかな」と語ると、渡辺の普段のキャラクターをよく知るファンからくすくすと笑い声が。それに対し「なんでみなさん笑っているかわからない」と不思議そうにしつつ「ヤヒロのキャラクターと僕自身がリンクしている」と強調。「撮影前に何度もリハーサルを重ね、監督の演技指導のもとたくさんラリーさせていただきました」と役作りを振り返った。
さらに渡辺は「鋼太郎さんと初めて会った時に『おはよう、翔太』と笑顔で言ってくれてきゅんとしました」と、撮影現場でのエピソードを自慢げに披露。吉田が「人によって呼び方は考えてるんですけど、呼び捨てにして良かった」と笑顔で応えると、渡辺も「いきなり好きなっちゃいました」と顔をほころばせる。一方で畑から、渡辺が現場でスタッフに差し入れのみかんの皮を剥いてもらっていたという目撃情報が寄せられると渡辺は「汗が急に出てきた」とヒヤヒヤした様子を見せ、吉田から「スタッフさんにそんな仕事させちゃダメだよ!」と注意を受ける一幕も。
その後、リアル“事故物件住みます芸人”の松原からキャストと観客へのプレゼントとして、松原の自宅である事故物件での心霊映像がスクリーンに投影される。松原が借りている事故物件のひとつが、かつて天才マジシャンが住んでいた部屋とのことで「マジックしてください!とお願いしたらとでもない映像が撮れました」と画面の手前に映るウイスキーの瓶が一人でに動く様子が。はっきりと映った心霊映像に、会場のあちこちから悲鳴が響き渡り、渡辺も思わず絶叫。松原は「ぜひ“『事故物件ゾクゾク 恐い間取り』”でこのシーンを使ってください」と売り込んでいた。
文/久保田 和馬