『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編が公開!新たな部族「アッシュ族」ら新展開を考察
ジェームズ・キャメロン監督がメガホンをとる「アバター」シリーズ第3弾『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の日本最速3D予告編解禁イベントが、7月24日に丸の内ピカデリーDOLBY CINEMAにて開催。本日より映画館で先行上映される本作の予告編が、ひと足早く同所でファンに公開された。
12月19日(金)に日米同時公開される本作は、全世界歴代興⾏収⼊ランキングで第1位、全映画の頂点に⽴つ『アバター』(09)、そして同ランキングで第3位にランクインする『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)に続く「アバター」シリーズ第3弾。1作目の“森”、2作目の“海”に続き、本作では“火”がキー。ポスタービジュアルでは、今作で初登場となる新たな部族「アッシュ族」のリーダー、ヴァランが怒りとも哀しみとも取れる表情を浮かべている。
3Dで予告編を観ることができる本イベントでは、ニュージーランドで本作の仕上げに取り組んでいるというキャメロン監督からのメッセージを上映。「再びみなさんをパンドラにお迎えできるのが待ちきれない」と語ったキャメロン監督に、司会のラジオDJ・Chigusaは「『アバター』が、パンドラが帰ってくるぞ!という実感が湧いてきたんじゃないかと思います」と盛り上げ、同じく司会のサッシャも「新しい部族も出てくると言っていましたね」と期待した。
来場者らが入口で手渡されたメガネを装着したところで、いよいよ予告編の上映。3Dで映しだされた最新作の映像に会場中がクギづけとなり、映像の終わりには大きな拍手が巻き起こった。
映像の美しさに驚きを隠せなかった司会の2人だが、Chigusaは「お馴染みのキャラたちももちろん出てきたんですけれど、気になるシーンとかセリフ、見たことないんじゃないかというキャラクターの登場なんかもあった」とコメント。そして、前作、前々作を経ての相関図をスクリーンに映しだしながら、新たな展開を考察していく。
サッシャとChigusaが目をつけたのは、ジェイク・サリーとネイティリの養女キリ。Chigusaが「前作(『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』)で不思議な力に目覚めた」と触れると、サッシャも「いまの予告編でも言っていましたよね。『その力があるなら』って」と注目。Chigusaは「次もキリが鍵を握るのか、なにか明かされることがあるのか」と予想した。
そしてアッシュ族・ヴァランの存在については、サッシャが「ヴァランはヴィラン?」と敵対する存在と推測し、Chigusaも「めちゃくちゃ悪そうに見える!」と共感。サッシャは「でも前作も最初は対立していたメトカイナ族となんやかんやありながら仲良くなったから、最終的には仲間にならないのかな?」と分析し、Chigusaは「どうでしょうね…。(宿敵の)クオリッチと組んじゃう可能性も考えられる!」と考察した。
また、サッシャは「ジェイクが人間たちの前を歩かされていたよね?」と予告編に一瞬映った場面に着目。「あれは…人間の世界にアバターの状態で戻ったのかな」と続けると、Chigusaは「人間の世界(に戻る)というより、人間が(環境が悪化した地球から)パンドラに行こうとしていたから、前作でいろいろあった間に人間はどんどんパンドラに来ているんじゃないか…」
人間がマスクを着用しているかどうかで、そのシーンの舞台がパンドラであるか否かを見極められると考えたサッシャとChigusa。2人と観客からの要望もあり、会場では予告編を再度上映。改めて同シーンを見返したサッシャは「マスクしてたと思うんだけど…一瞬すぎたけど」と目を光らせ、Chigusaは「全然見えなかった。してました?絶妙な一瞬じゃないですか」と答えが出せないものの、本編への期待に胸を膨らませていた。
まだ物語の全貌が明らかになっていない『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』。最新作でジェームズ・キャメロンは私たちにどんな驚きを与えてくれるのか?予告編を観て、いまから心待ちにしたい。
取材・文/山田健史