冒険の始まりに触れる!『星つなぎのエリオ』主人公エリオとユニークなエイリアン、グロードンが出会う本編シーン
ディズニー&ピクサーの最新長編アニメーション『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)から本編シーンの一部が解禁された。
本作は、この星々のどこかに自分の居場所があると信じてきたひとりぼっちの少年が、銀河を越えて星と星をつなぐ壮大な冒険と運命を変える出会いを通し成長していく姿を描く感動作。監督は、第45回アニー賞で11部門、第75回ゴールデン・グローブ賞でアニメーション映画賞、第90回アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞し、日本でも大ヒットした『リメンバー・ミー』(17)でストーリーアーティストを務めたマデリン・シャラフィアンと『私ときどきレッサーパンダ』(21)で監督を務めたドミー・シー、さらに『リメンバー・ミー』で脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナの3名が務める。
このたび解禁された本編は、両親を亡くしひとりぼっちだと感じていたエリオ(声:川原瑛都)が憧れ続けた“星々の世界”であるコミュニバースの光景に目を輝かせるシーン。コミュニバースは様々な星の代表が集い、星と星をつなぐ夢のような世界。思わず目を奪われるほど色鮮やかで美しい光景が広がるなか、ありとあらゆる姿かたちをしたユニークなエイリアンたちが平和に共存していて、銀河の最先端テクノロジーやカラフルで不思議なドリンクなど、観る者をワクワクさせるようなものがいっぱいだ。自分の本当の居場所や理解してくれる“誰か”がこの広い宇宙のどこかにいるはずと信じていたエリオは、自分の願いが叶って何光年も離れたコミュニバースにたどり着いたことに大喜び。エリオが、豊富な知識をもつキュートなハイテクお助けコンピューター、ウゥゥゥゥ(声:野呂佳代)に案内されながら美しく楽しいコミュニバースの世界に心を躍らせていると、コミュニバースの最高幹部の1人で好奇心旺盛なゴーム星の大使クエスタ(声:沢城みゆき)、コミュニバースの古参メンバーであり温厚で陽気なファルービナム星の大使ヘリックス(声:関智一)、石のような風貌をもちクールで論理的なテグメグ星の大使テグメン(声:安原義人)に出会う。エリオは3人のエイリアンたちにとっさに“地球の代表”として挨拶するのだった。
これまでも圧倒的なイマジネーションと映像美で様々な“もしもの世界”を描き、世界中を魅了してきたピクサー。本作の舞台であるコミュニバースについて、監督のマデリン・シャラフィアンは「違った種類のエイリアンが集まる、とても楽しそうな場所にすることが大事でした。出来上がったコミュニバースの中央には、素敵な宝石が据えられているようでもあります。その世界を見ると、自分もそこに行ってみたいと思うような場所にしたかったんです」と明かす。同じく本作の監督を務めたドミー・シーは「私たちは、エイリアンをポジティブでフレンドリーに描くことを重視していました。人は自分とまったく違う誰かと“つながり”を築くことができます。それは、この映画が持つ美しいメッセージです」と、作品に込めたメッセージと重ねて語っている。
ピクサーならではの誰もがワクワクする世界観と感動の物語が味わえる本作。その全貌を映画館で見届けてほしい。
文/スズキヒロシ