ナレーションは千葉繁!『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』予告編、日本版ポスタービジュアル

ナレーションは千葉繁!『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』予告編、日本版ポスタービジュアル

「死霊のはらわた」、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ製作、「IT/イット」シリーズのビル・スカルスガルド主演で贈る『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』(9月19日公開)。本作より、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

『死霊のはらわた』(81)でホラー映画を、「スパイダーマン」三部作でヒーロー映画の常識を覆したライミが、今度はアクション映画の未来に殴り込む。主演のスカルスガルドは、「IT/イット」シリーズのペニーワイズ役で世界を震え上がらせ、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23)、『ノスフェラトゥ』(24)などで近年ますます存在感を高める存在。狂気と哀しみを背負う“沈黙の復讐者”というキャラクターを、減量とハードトレーニングによる壮絶な肉体改造に加え、無言の演技で魅せている。

舞台は文明が崩壊した終末世界。狂気の女帝ヒルダ・ヴァン・デル・コイが支配する腐敗王朝のもと、少年ボーイは家族を虐殺され、声と聴覚を失う。絶望の中で彼を導いたのは、幼い頃に夢中になったゲームの主人公の“内なる声”。その声に突き動かされ、謎の男シャーマンのもとで地獄の修行に身を投じた彼は、沈黙の殺戮者へと覚醒する。年に一度の“粛清の日”、ついに復讐の時が来る。暴力の渦の中で仲間と出会い、少年はやがて自らの運命と向き合うことになる。

このたび、日本版のポスタービジュアルと予告編が解禁。戦闘服の赤いベストを着用したスカルスガルド演じるボーイがこちらを睨みつけ拳を構えている。拳には必殺の武器“ブラストナックル”が、そして目には復讐への闘志がみなぎっている。ボーイの行く手を阻む女帝ヒルダの一味など、個性的なキャラクターたちも集合。餓狼伝説やストリートファイターなどの名作格闘ゲームを彷彿とさせるポスターとなっている。

予告編では伝説的格闘アニメ「北斗の拳」の予告ナレーションでも知られ、「幽☆遊☆白書」の桑原和真役、「呪術廻戦」の漏瑚役、「ワンピース」のバギー役など数々の人気キャラクターを演じてきたレジェンド声優の千葉が迫力のナレーションを披露している。

映像はR15+のレーティングマークをぶった切る前代未聞のシーンから幕を開け、ヒルダファミリーが恐怖と殺戮で支配する終末世界が描かれていく。彼らにすべてを奪われたボーイが復讐を誓い、最強の肉体、最強の友、最強の拳を手に入れる。そして情け無用の“落とし前”がスタート。殴る、斬る、撃つ、飛ぶ、回る、華麗なアクションのつるべ打ちと、吹き飛ぶ血、血、血。すっきり爽快(?)な復讐劇に息をつく暇もなし。ラストのタイトルコールでは、原題でもある『ボーイ・キルズ・ワールド』に続いて、千葉渾身の副題コール「爆拳壊界流転掌列伝」がこだまする。


声なき怒りが世界を血に染める。脳も吹っ飛ぶ、この夏一番の爽快な復讐劇『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』をぜひ劇場で。

文/平尾嘉浩

関連作品