武内駿輔「いい仕上がりになった!」『スーパーマン』日本語吹替版の出来栄えに自信。種崎敦美は「初心者でも最高に楽しめる」とおすすめ
映画『スーパーマン』(公開中)の日本最速IMAX上映イベントが7月10日、グランドシネマサンシャイン池袋にて開催され、本作の<スーパー>アンバサダーを務めるチョコレートプラネットの長田庄平、松尾駿、日本語吹替版キャストの武内駿輔、種崎敦美、浅沼晋太郎が登壇した。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督が手掛ける本作は、すべてのヒーローの頂点にして原点“スーパーマン”の完全なる新作で、人間味あふれるスーパーマンの姿を描きだす。普段はクラーク・ケントとして大手メディアのデイリー・プラネット社の新聞記者として平凡に働き、その正体を隠すスーパーマン(デヴィッド・コレンスウェット)。そんな彼を人類の脅威と考え、陥れようとする最大の宿敵であり最高の頭脳を持った天才科学者にして大富豪レックス・ルーサー(ニコラス。ホルト)に立ち向かう。
日本語吹替版では、スーパーマン/クラーク・ケント役を武内、レックス・ルーサー役を浅沼、そしてクラーク・ケントの恋人のロイス・レイン役を種崎が担当している。また、長田と松尾もメトロポリス市民として日本語吹替版キャストを務めている。
スーパーマン役を担当するにあたり「いい仕事をしたい」という想いがあったという武内。日本語吹替版は「自信が持てるいい仕上がりになったと思っています」と胸を張る。収録はとても丁寧に進められたと振り返った種崎も「とてもいいものができました」とにっこり。これまでホルトの吹替を何度も担当してきた浅沼は「レックス・ルーサーはスーパーヴィラン」と力を込め、誰もが知るヒーロー、スーパーマンと対峙する役を担うことについては「こんなに光栄なことはない!」とうれしそうに語っていた。
本作の<スーパー>アンバサダーとして様々な形で映画をPRしてきたチョコレートプラネット。「2か月という(長い期間PRをする)のはなかなかない」と話し、気分的には作品のなかでのレギュラー(キャラクター)になった気分だとニヤリ。松尾もすっかり着こなしているお馴染みのデザインのTシャツを見つめ「もう、これで宣材いけるんじゃないかって思っています」と満面の笑みを浮かべていた。
いよいよ本日から日米同時公開となる本作。作品を観た感想を尋ねられた武内は「誰もが聴いたことのあるジョン・ウィリアムズのあの劇伴のアレンジがふんだんに使われているのがうれしい」とファン目線でもコメント。さらにガン監督について「(シリーズへの)リスペクトを感じます。いちDCファンとしてうれしいモノづくりをしてくれた」と感謝。アクションシーンはもちろんだが、本作ならではの魅力がたっぷりと詰まっていると、満足そうにおすすめしていた。
種崎はクリプトから目が離せなかったそうで、「かわいいし、たくましいし。観終わったあと、顔面筋肉痛のようになっているくらい、観入ってしまいました」と没入したと明かし、「一瞬も見逃せません。スーパーマン初心者の私でも最高に楽しめました!」とアピール。種崎のコメントに「それこそが今回の『スーパーマン』のウリ!」と反応した浅沼は、「ジェームズ・ガン監督は”誰もが楽しめる『スーパーマン』”という想いで作ったんです!」と熱弁。浅沼もクリプト推しだが、「クセの強いヒーローたちも出てくるし、強いからワクワクさせられます」とおすすめ。そんなヒーローたちの声を担当した声優陣について「超豪華なので、そこも見どころのひとつです!」と日本語吹替版もしっかりアピールしていた。
チョコレートプラネットの2人は、ガン監督からメッセージをもらう機会もあった。「SSブラザーズ!」とも言われたこともあったそうで、「次に新作を撮る時にはオファーがあるんじゃないか」と期待を込めニヤリとする場面も。「今回は一言しか喋ってないけれど…」と明かした松尾は「一言からスタートして…」とステップアップの予定だとも話し、会場の笑いを誘っていた。
最後の挨拶で武内は「人と人の愛情、アクション、そして音楽を楽しみながら、メッセージも受け取ってください!」と呼びかけ、種崎は「どれだけボロボロになっても1人も、一匹も放っておかないスーパーマンに胸を熱くして!」とメッセージを送る。「ヒーローの原点にして頂点の『スーパーマン』が注目されているのを知ることができてうれしい」と観客に感謝した浅沼は「これが令和の戦い方なんだ!と思わせるような新しいスーパーヒーローの苦しめ方も楽しんでみてください」とスーパーヴィランならではの視点から映画をおすすめ。さらに、チョコレートプラネットは、アンバサダー2か月の集大成として「SS兄弟ネタ」もたっぷりと披露。公開直前までアンバサダーの役割をしっかり果たし、充実感を滲ませつつ「呼ばれたら、いつでも来ます!」と今後もPRに協力したいと意気込みを語り、大きな拍手を浴びながらステージを後にした。
取材・文/タナカシノブ
※種崎敦美の「崎」は正式には「たつさき」