『国宝』の勢いが止まらない!『ボヘミアン・ラプソディ』以来の4週連続“右肩上がり”で動員319万人&興収44億円突破
実写洋画が軒並み絶好調!『M:I』は興収50億円目前に
公開2週目を迎えたブラッド・ピット主演の映画『F1(R)/エフワン』(公開中)は、週末3日間で動員17万6000人、興収3億1000万円を記録し2位をキープ。
これで累計成績では動員57万1334人&興収9億7182万円を突破。これでヒットの目安となる興収10億円突破が確実なものとなったわけだが、同作がそれを達成すると2025年上半期に公開された洋画作品では8本目。2025年の作品として集計される昨年末公開の『モアナと伝説の海2』(24)と『ライオン・キング:ムファサ』(24)を含めると10本目となり、“洋画不況”といわれた昨年一年間の興収10億円超え本数に上半期分だけで並ぶことになる。
3位にランクインしたディズニーの実写版『リロ&スティッチ』(公開中)も、その10本のなかの1本。この週末3日間で動員16万7000人、興収2億2500万円と前週対比約80%の成績を記録しており、累計成績は動員183万人&興収26億円を突破。最終的にはオリジナルのアニメ映画の興収29億1000万円を上回り34億円以上に達すると見込まれている。
また、公開8週目を迎え7位にランクインしている『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(公開中)は週末3日間で動員7万4399人、興収1億1706万円を記録し、累計では動員316万人&興収49億円を突破。シリーズ8作中7本目の興収50億円突破という快挙が目前まで迫ってきており、2025年公開の洋画作品の首位を独走中。夏以降も注目の洋画作品が多数控えており、いよいよ洋画完全復活となりそうだ。
ランキング内のほかの作品では、公開4週目を迎えた長澤まさみ主演の『ドールハウス』(公開中)が週末3日間で動員12万4000人、興収1億5800万円を記録し、前週に引き続き4位となり、累計成績は動員88万人&興収11億円。6位の『フロントライン』(公開中)は累計動員99万人&興収13億円を突破。どちらも動員100万人に王手をかけている。
そして、グローバルボーイズグループJO1のドキュメンタリー映画第2弾『JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-』(公開中)が9位に初登場。7月4日からドルビーシネマ上映劇場限定の来場者特典の追加配布がスタートした『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』(公開中)が、公開9週目にしてトップテン圏内に返り咲きを果たした。
以下は、1~10位までのランキング(7月4日〜7月6日)
1位『国宝』
2位「映画『F1(R)/エフワン』」
3位『リロ&スティッチ』
4位『ドールハウス』
5位『ババンババンバンバンパイア』
6位『フロントライン』
7位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
8位『映画 それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』
9位『JO1 THE MOVIE『未完成』-Bon Voyage-』
10位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』
今週末は、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」などで知られるジェームズ・ガン監督がアメコミヒーローの原点である「スーパーマン」を描く超大作『スーパーマン』(7月11日公開)、『サンダーボルツ*』(公開中)のセバスチャン・スタン主演、A24製作の不条理スリラー『顔を捨てた男』(7月11日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬