安元洋貴、⻫藤壮馬、村田秀亮、中山功太が追加キャストに!長編アニメーション『ホウセンカ』本予告映像

安元洋貴、⻫藤壮馬、村田秀亮、中山功太が追加キャストに!長編アニメーション『ホウセンカ』本予告映像

オリジナルテレビアニメ「オッドタクシー」を手がけた⽊下⻨と此元和津也が再びタッグを組み、⼩林薫と⼾塚純貴を主演を迎えたオリジナル長編アニメーション『ホウセンカ』の公開日が10月10日(金)に決定。あわせて安元洋貴、⻫藤壮馬、村田秀亮(とろサーモン)、中山功太が追加キャストとして発表され、コメントが到着した。さらに、音楽を手がける高城晶平、荒内佑、橋本翼からのコメントも到着した。また、本作のメインビジュアル、本予告、場面写真を一挙解禁されている。

【写真を見る】音楽を手がけるcero 髙城晶平、荒内佑、橋本翼からのコメントも到着
【写真を見る】音楽を手がけるcero 髙城晶平、荒内佑、橋本翼からのコメントも到着[c]此元和津也/ホウセンカ製作委員会

独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の⽼⼈。「ろくでもない⼀⽣だったな」と声をかけたのは、⼈の⾔葉を操るホウセンカだった。その“会話”のなかで、⽼⼈は⾃⾝の過去を振り返り始める。本作は「セトウツミ」も⼿がけた漫画家であり、脚本家としても活動する此元が書き下ろしたオリジナルストーリー。アヌシー国際アニメーション映画祭2025⻑編コンペティション部⾨に選出されたほか、2024年開催のアヌシー国際アニメーション映画祭2024にて、制作進⾏中のプロジェクトについて監督⾃ら作品を語るプログラム「Work in Progress」にも選出されていた。監督の⽊下、プロデューサーであり制作スタジオ「CLAP」の代表取締役である松尾亮⼀郎、コンセプトアートを担当するミチノク峠の3名が登壇し、当時制作中だった本作の展望を語るトークステージを実施。ついに完成を迎えた本作は、⻑編コンペティション部⾨で初披露となり、国内外から⼤きな注⽬を浴びている。

今回追加キャストとして、安元が阿久津の兄貴分の堤、⻫藤が阿久津の後輩の若松を、そしてとろサーモンの村田が阿久津の子分である林田を、「R-1ぐらんぷり2009」王者の中山が阿久津の子分の小⻄の声を務めることが発表された。

安元は「『不思議』、の一言では片付けられません。真剣に向き合う、愛を持つ。それ自身はシンプルなはずなのに、そこに深く絡んでいく『不思議』のエッセンス。ぜひ劇場でご覧ください」と本作への思いを語った。⻫藤は「再び木下監督×此元さんの世界にキャストとして関わることができ、これ以上なく幸せです。静謐で、繊細で、それでいて深い余韻をもたらす物語。みなさまの心にそっと沁み入ってくれることを願います」、村田は「阿久津の不器用さと哀愁がゆっくりと心に染み込んでくる…気づけば阿久津の人生が自分に転写した錯覚に陥り異様な感情でしみじみと泣けてきました」とコメント。また中山は「普段アニメ作品は観ないのですが『オッドタクシー』を視聴した時、おもしろすぎてひっくり返りました。声優を務めた芸人さんに心底嫉妬しました。ですから、このたび『ホウセンカ』に関われて本当に幸せです。駄声ですがご容赦ください」と語っている。

全編を通してceroの音楽で彩られる本作だが、今回解禁された予告中でもオープニングテーマ「Moving Still Life」が流れている。ceroの高城は「我々人間とは違った知性を持つ植物たちを、最近では『プランタサピエンス』と呼ぶ向きもあるらしい。僕はそのことを本で知ったのだが、森やビオトープにおける植物同士の社会づくりや相互扶助の作法には、確かに知性と呼ぶほかないようななにかがあると思う」、荒内は「夏のアパートの網戶、蚊取り線香。ブラウン管テレビ。夜風に揺れるカーテン。夕方の台所、時計の針。雑居ビルの事務所、白い蛍光灯。空の⻘さ、雲の動き。ハイブリッド自動車の音。物語を包み込む繊細な描写は、阿久津が生きた日々に寄り添い、静かに祝福しているように感じます。劇伴も同じような存在でありたいと願いながら制作しました」と音楽に込めた思いをコメント。橋本は「私にとって初めての劇伴の経験となりましたが、作品の情景に導かれるような感覚で音を当てていきました」と語っている。

あわせて解禁されたメインビジュアルに写るのは、縁側に並んで座り、夏の夜空を彩る花火を見上げる阿久津と那奈の姿。背後の窓には鮮やかな花火が写り、反対側からホウセンカが2人を見つめるという印象的な1枚となっている。

本予告は、刑務所で孤独に死を迎えようとしていたヤクザの阿久津に、一輪のホウセンカが話しかけるシーンから始まる。「お前たちが来た日のこと、よく覚えてるぜ」というホウセンカの言葉のあと、オープニングテーマであるceroの「Moving Still Life」が重なり、阿久津の過去が振り返られる。かつて阿久津とともに暮らしていた那奈と、その息子、健介との穏やかな日々が蘇る一方、同じ組に属していた堤や若松が登場する緊張感あふれる場面も。男が人生を懸けた“大逆転”とはなんなのだろうか。

また、7月11日(金)よりムビチケ前売券(カード)の発売が決定。特典は、月明かりの中にひっそりと佇むホウセンカと、太陽の下で伸び伸びと咲くホウセンカが対象的に描かれたオリジナルステッカー2種セットとなる。


男が人生を懸けた“大逆転”と、その先に浮かび上がる物語とは?国内外から注目を集めている本作に今後も注目していきたい。

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