中島健人、映画『スーパーマン』に大興奮!自身の境遇と重なる場面とは?「ファンの言葉は、僕にとって最高のエネルギー」

インタビュー

中島健人、映画『スーパーマン』に大興奮!自身の境遇と重なる場面とは?「ファンの言葉は、僕にとって最高のエネルギー」

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガンが監督を務める、エンタテインメント超大作『スーパーマン』(7月11日公開)。世代を超えて愛されているヒーローをリブートした本作は、新生DCユニバースの幕開けでもある注目作だ。

そんな本作を「予習なしで楽しめるヒーロー映画」と絶賛するのが、アメコミヒーローの大ファンとして知られる中島健人。アメコミ好きの両親を持ち、幼いころからスーパーマンを追い続けてきた中島が、本作の見どころや自身との意外な共通点、さらにスーパーマン的多忙な日々を乗り切るための秘訣を語った。

「“健やかな人”と書くので、漢字でもスーパーマンを表現していていいなと思っています」

中島“健人”の名は、シリーズの大ファンである両親がスーパーマンことクラーク・ケントから取って命名されたとのこと。「名前の由来は小さいころに親から聞きました。家には『スーパーマン』のビデオがたくさんあって、3歳くらいの時にクリストファー・リーヴ主演の『スーパーマン』を観て、自分の名前はここから来ているんだなって思った記憶もあります。“健やかな人”と書くので、漢字でもスーパーマンを表現していていいなと思っていますね」と振り返る。ファン代表としてスーパーマンの魅力を伝えることになったと両親に報告した時は、「楽しんできて」とエールを送られたと笑顔を見せる。

【写真を見る】中島健人、グレーのセットアップで“クラーク・ケンティー”に!Sポーズで永遠のセクシーを体現
【写真を見る】中島健人、グレーのセットアップで“クラーク・ケンティー”に!Sポーズで永遠のセクシーを体現[c] &TM DC[c]2025 WBEI

物心ついたころからアニメや映画でスーパーマンを見続けてきた、筋金入りのファンである中島。本作をいち早く鑑賞して、特に心惹かれたのは、リアルと地続きの世界で戦う共感できるヒーロー像だという。「KAIJUが出現した時に、ビルが壊れるからと広場で戦おうとしたり、その倒し方も殺すのではなく気絶させるくらいに抑えていました。強くてかっこいいだけでなく、悪との戦い方の概念が書き換えられたと感じました」。完全新作としてリブートされた本作でスーパーマンことクラークを演じたのは、俊英デイビッド・コレンスウェット。たくましさと同時に繊細さも持ち合わせている。「今回のスーパーマンはあれだけ強いのに、SNSで寄せられたコメントを気にするところがいいですね。超人でも世間の声と切り離せないところに共感を覚えました」。

ロイスとクラークの関係性に目が離せなかったという
ロイスとクラークの関係性に目が離せなかったという[c] &TM DC[c]2025 WBEI

ふだんは大手メディア「デイリー・プラネット」で記者として働くクラークには、ロイス・レインという同僚記者の恋人がいる。中島は映画やアニメを通しロイス・レインに憧れていたと熱弁。「アニメ時代からロイスが好きで、マーゴット・キダーさんやエイミー・アダムスさんたち、演じた女優さんにも憧れていました。今回のレイチェル・ブロズナハンさんのロイスもたくましくてよかったですね」と絶賛する。「これまでのクラークは不動の精神の持ち主でしたが、今回は怒るし拗ねるし、ロイスと口論になったら『帰る』とか言いだすんですよ。すかさずロイスが『逃げるの?』と切り返す、そのたくましさにも胸を打たれました。超人的なメンタルを持ったジャンヌ・ダルクのようなヒロイン像にも注目してほしいです」と、クラークとの抜群のコンビネーションを称えていた。

周囲に秘密で付き合っているクラークとロイスに、自身を重ねる部分もあったようだ。「2人は隠し事をしながらデイリー・プラネットで働いていますよね。僕もアイドルですから、ミステリアスな部分があるのはすごくわかります。クラークがメガネを外してスーパーマンになるところも、僕らの仕事に通じていると思います」。


「僕の周囲にもスーパーマン級のすごい人がたくさんいるので、ヴィランの気持ちもわかる」

本作のヴィランは、最新テクノロジーを駆使してスーパーマンを追い詰める天才にして大富豪のレックス・ルーサー。スーパーマン最大の敵として何度も映像化されてきたルーサーだが、ニコラス・ホルトが演じた本作では、従来とはひと味違うキャラクターになっている。「ルーサーがスーパーマンに嫉妬して涙を流すなど、これまでにない一面を見せています。そんなルーサーに対し、スーパーマンは話し合う姿勢を見せるんです。アニメから見てきた自分としては驚きでしたし、悪と正義、どちらも人間なんだなと改めて教えられました」と感慨深げ。

圧倒的な知能でスーパーマンを追い詰めるヴィラン、レックス・ルーサー
圧倒的な知能でスーパーマンを追い詰めるヴィラン、レックス・ルーサー[c] &TM DC[c]2025 WBEI

また、アーティストとしての活動を通しヴィランに親近感を抱くこともあると続ける。「嫉妬をテーマにした曲を書いたこともあるので、ヴィランの気持ちもわかるんです。実は僕が去年出したソロデビュー曲『ピカレスク』はダークヒーロー的な悪がテーマ。僕の周囲にもスーパーマン級のすごい人がたくさんいるので、ルーサーにも共感できました」。

本作には、スーパーマンと同じ惑星クリプトンから来たスーパードッグ、クリプトも登場する。白くてかわいい見た目に似合わず、助けを求めるスーパーマンにタックルしたり噛みついて引きずり回したりと、やんちゃし放題の相棒だ。愛犬のトイプードル、ボニータの写真をたびたびSNSにアップしている中島は、その活躍にハマったという。「クリプトかわいすぎでした!実はうちのボニータも写真ではか弱く見えますが、クリプトレベルのストロングなワンちゃんなんです。全力で走り回ったり容赦ないので、たまに怖くなるくらい(笑)。クリプトもボニータも、かわいい見た目とのギャップがたまらなくいいんですよ」とぞっこんぶりを披露した。このクリプトは、ガン監督の超やんちゃな飼い犬オズ(日本映画の名匠、小津安二郎監督からの命名)がモデル。ガン監督と中島のやんちゃ犬対談が実現したら、楽しいトークになりそうだ。

キュートすぎるスーパードッグ、クリプト
キュートすぎるスーパードッグ、クリプト[c] &TM DC[c]2025 WBEI
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