スティーヴン・キング×エドガー・ライトが仕掛ける究極のデスゲーム『ランニング・マン』ティーザー予告

スティーヴン・キング×エドガー・ライトが仕掛ける究極のデスゲーム『ランニング・マン』ティーザー予告

『IT/イット “それ”が見えたら終わり。』(17)原作のスティーヴン・キングと『ベイビー・ドライバー』(17)監督のエドガー・ライトが初タッグを組んだ映画『ランニング・マン』が2026年1月30日に公開されることが決定。ティーザー予告も到着した。

現在から遠くない未来。世界は一握りの富裕層と、それ以外の圧倒的多数の貧困層に分けられ、人々は日々苦しい生活を送っていた。人々の最大の娯楽は社会を牛耳るネットワーク企業が主催する、様々な“デスゲーム“リアリティショー。参加者が命を賭けて巨額の賞金に挑む、その過激な内容を全世界が熱狂し視聴している。この作品の主人公は、職を失いお金もない、どん底の生活を送る男ベン・リチャーズ。重病の娘の医療費に困った彼は、ネットワークが主催する最も過激なデスゲーム「ランニング・マン」に応募する。ルールはいたって簡単、逃走範囲無制限の”30日間の鬼ごっこ“を逃げ延びるだけで、人生が変わる莫大な賞金が得られる。しかしその鬼ごっこの実態は、高度な殺人スキルの訓練を積んだ殺戮ハンターが執拗に挑戦者を追跡し、さらに懸賞金を狙った全視聴者がベンをハンターに差し出そうと世界中で躍起となる「捕獲=即死亡」、「挑戦者VS全世界」といった過去生存者0の超過激なデスゲームだ。職なし、金なし、特殊能力なし、ただの普通の男ベンは、30日の激ヤバ”鬼ごっこ“を逃げ切ることができるのか?

原作はスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で1982年に発表した小説。参加者が命を賭け、賞金獲得に挑む殺人ゲームという当時としては斬新な設定が話題を呼び、後に続く『バトル・ロワイアル』(00)や「イカゲーム」といった、デスゲームジャンルの先駆けとなる伝説的な小説となった。そんなエポックメイキングな作品を監督するライトは『ベイビー・ドライバー』や『ラストナイト・イン・ソーホー』(21)、『スパークス・ブラザーズ』(21)など多彩なジャンルの作品でスタイリッシュな映像を手がけてきた。2人にとって初めてのタッグがどんな化学反応を見せてくれるのか興味は尽きない。

さらに、娘のためデスゲームに身を投じる主人公ベンを演じるのはグレン・パウエル。本作以外でもJ・J・エイブラムスやロン・ハワードといった名だたるヒットメイカーの作品への主演が決まっている今最注目のネクストブレークスターが、本作で満を持してアクション超大作に初主演。日本では『トップガン マーヴェリック』(22)のハングマン役と、その撮影中に生まれたトム・クルーズとの師弟関係が話題となったグレンだが、今作の出演が決まった際に両親の次に電話したのがトムだったと語る。「トムは僕にとって素晴らしい師匠で、友人。(『トップガン マーヴェリック』で)アクション映画の心得を学ばせてくれたことに感謝している。『ランニング・マン』の主演が決まって、一番にトムに電話したら、すごく親身に向き合って助言をくれたんだ「とにかくすぐに、自分が走る姿を動画で撮影した方がいい。自分が思うほどカッコよくないぞ!」ってね」。トム直伝の走る姿やド派手なアクションシーンの一端が解禁となった予告からも垣間見える。

このたび解禁された予告編では、金も仕事もなく、娘の医療費が払えず追い詰められた普通の男ベンに、人生逆転を可能にする夢のような提案が行われる。それは、世界中が視聴する究極のデスゲームリアリティショーに参加し、30日間の鬼ごっこを生き延びて賞金を得る事。過激な司会者が「敗者には死あるのみ!」と煽り、ド派手でイカれたデスゲームショーが開幕、高度な殺人訓練を受けた恐ろしいハンターたちが放たれる。


2人の鬼才が手がける究極のデスゲームを活写する本作。今後の続報も要チェックだ!

文/スズキヒロシ

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