ヒョンビン主演、リリー・フランキー共演作『ハルビン』決死の奇襲戦!重要シーン映した本編映像

ヒョンビン主演、リリー・フランキー共演作『ハルビン』決死の奇襲戦!重要シーン映した本編映像

韓国観客動員数4週連続第1位を記録したヒョンビン主演のサスペンスアクション大作『ハルビン』が、7月4日(金)より公開される。このたびヒョンビンとウ・ミンホ監督の来日が目前に迫り、期待がさらに高まっているなか、奇襲戦シーンの本編映像が解禁となった。

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【写真を見る】ヒョンビン、パク・ジョンミン、チョ・ウジンら韓国の豪華スターが共演した『ハルビン』[c]2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED

1909年、祖国独立という使命を胸に命を懸けて、中国のハルビンへ向かった大韓義軍アン・ジュングン(安重根)と同志たち。『ハルビン』では、アジアを震撼させた歴史的事件を現代の視点から再解釈して描く。ヒョンビンがジュングンを熱演し、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウク、そして特別出演のチョン・ウソンなど、韓国映画界の実力派俳優たちが集結した。さらに伊藤博文役でリリー・フランキーが出演する。

韓国現代史を描くヒットメーカー、ウ・ミンホ監督と、2023年韓国No.1大ヒットを記録した『ソウルの春』(23)の制作スタッフがタッグを組み、ラトビア、モンゴルなど大規模な海外ロケを敢行して圧巻の映像世界を作り上げた本作。第49回トロント国際映画祭GALAプレゼンテーション部門でワールドプレミア上映され、5月に開催された韓国唯一の総合芸術賞である第61回百想芸術大賞では映画部門にて最優秀作品賞、大賞(ホン・ギョンピョ撮影監督)を受賞し2冠を達成した。

解禁されたのは、シナ山で大韓義軍が日本軍に奇襲を仕掛けるシーンの本編映像だ。日本軍約150人に対し、ジュングン(ヒョンビン)率いる大韓義軍は約80人と劣勢のなか、ジュングンの銃撃を合図に一気に攻撃を開始。仲間が撃たれて足がすくむキム・サンヒョン(ウジン)も、ウ・ドクスン(ジョンミン)に奮い立たされ、敵めがけて突き進んでいく。イ・チャンソプ(ドンウク)は手にダイナマイトを持ち、日本軍の建物を爆破、ジュングンも山を駆け下り、戦闘に加わっていくという、失敗が許されない手に汗握るアクションシーンとなっている。この戦闘はジュングンが背負う使命のきっかけとなるが、続きは劇場で確かめてほしい。

本シーンの撮影は韓国の光州で行われた。雪がほとんど降らない地域にもかかわらず、撮影日には80年ぶりとなる大雪が降り積もったそう。極限状態での過酷な撮影となったが、ドンウクとジョンミンはその環境が演じるうえで力になったと明かす。ドンウクは「情熱をもって撮影しました。あの自然環境が非常に力になった気がします。地面を這いながら演じた凄絶なアクションが、自然環境に助けられたことが、映像に込められているのではないかと思います」と、パジョンミンは「大変だったけど、あんなにも美しい風景のなかで演じることができて、本当に力をもらった気がしますし、僕たちが同志として意志を固めることができたような日だった気がします」と述懐。


また、撮影監督のホン・ギョンピョはインタビューで「スタイリッシュなアクションより骨がぶつかり合うような白兵戦を描き出すことが重要だった」と答えているが、近年の韓国映画としては珍しく、動きを極力抑えた1台のカメラでじっくりと撮影されたシーンとなった。そんな骨太な映像となった決死の奇襲戦をぜひ大スクリーンで体感していただきたい。

文/山崎伸子

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