“ディズニー実写化”復活を告げる『リロ&スティッチ』、興収5億超えの大ヒットスタート!『ライオン・キング:ムファサ』対比150%超えのオープニング動員

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『国宝』『見える子ちゃん』が初登場!

公開20日間で興収30億円を突破!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はまだまだ絶好調
公開20日間で興収30億円を突破!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』はまだまだ絶好調[c]2025 PARAMOUNT PICTURES.

前週まで2週連続でトップに立っていた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、週末3日間で動員24万7000人、興収4億300万円と絶好調を維持して2位にランクイン。先行上映を含めた公開20日目となる6月5日の時点で、2025年の洋画実写作品3本目の興収30億円に到達し、週末までの累計成績は動員224万人&興収34億円を突破している。

ちなみに、1位の『リロ&スティッチ』と2位の『ファイナル・レコニング』と、洋画タイトル(実写・アニメを含む)が動員ランキングでワンツーを飾ったのは、2023年9月第1週以来。“邦高洋低”が顕著だった昨年の鬱憤を晴らすように、今年に入ってから絶好調が続いている洋画実写作品。この2作はもちろんのこと、今後夏休みシーズンに公開を控えるビッグタイトルにも期待がもてそうだ。

【写真を見る】カンヌで大絶賛を獲得!国内映画賞でも注目の『国宝』が初登場
【写真を見る】カンヌで大絶賛を獲得!国内映画賞でも注目の『国宝』が初登場[c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会

さて新作は2本がランクイン。3位に初登場を果たしたのは、芥川賞作家の吉田修一が歌舞伎の世界を描いた同名小説を吉沢亮と横浜流星の共演のもと、李相日監督が映画化した『国宝』(公開中)。初日から3日間で動員24万5000人、興収3億4600万円と、2位に迫る好成績をあげている。

任侠の一門に生まれながら、上方歌舞伎の名門の当主に引き取られて歌舞伎の世界へと飛び込んだ喜久雄(吉沢)と、当主の実の息子で生まれながらに将来を約束されている俊介(横浜)が、ライバルとして高め合いながら芸にすべてを捧げていく様を描く同作。先ごろ行われたカンヌ国際映画祭では大絶賛を獲得。年末以降に本格化する国内の映画賞でも注目を集める一本となることだろう。

人気ホラーコメディ漫画を実写化した『見える子ちゃん』は7位スタートに
人気ホラーコメディ漫画を実写化した『見える子ちゃん』は7位スタートに[c]2025『見える子ちゃん』製作委員会

また、ホラーファンから熱烈な支持を集める中村義洋監督が、ある日突然霊が見えるようになった女子高生を描いた人気ホラーコメディ漫画を原菜乃華主演で実写映画化した『見える子ちゃん』(公開中)は7位に初登場。

公開8週目を迎えた『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(公開中)は、この週末3日間で動員14万8000人、興収2億2300万円を記録し4位にランクイン。累計成績は動員946万人&興収137億円と、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)超えが目前まで迫ってきている。

以下は、1~10位までのランキング(6月6日〜6月8日)
1位『リロ&スティッチ』
2位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
3位『国宝』
4位『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』
5位『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』
6位『マインクラフト/ザ・ムービー』
7位『見える子ちゃん』
8位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』
9位『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
10位『かくかくしかじか』

今週末は、小栗旬が主演を務め、2020年に発生した新型コロナウイルスに関する実話を描く『フロントライン』(6月13日公開)、キム・ゴウンらキャストの来日も話題となった『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』(6月13日公開)、長澤まさみが主演を務めた矢口史靖監督の最新作『ドールハウス』(6月13日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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