いよいよ本日より公開!『リロ&スティッチ』ブルーノ・マーズがプロデュースした音楽制作の裏側とは?

いよいよ本日より公開!『リロ&スティッチ』ブルーノ・マーズがプロデュースした音楽制作の裏側とは?

ディズニーの人気アニメーション映画を完全実写映画化した『リロ&スティッチ』が本日6月6日より公開となった。本作のエンドソング「バーニング・ラヴ」をはじめ、ハートフルな映画を彩る名曲たちにも注目したい本作。このたび“オハナ(家族)”の愛があふれる音楽制作の裏側を収めたエモーショナルな特別映像が解禁された。

日本での公開に先駆け、アメリカをはじめ世界各国で先週5月23日(金)より公開された本作は、全米でメモリアルデー週末4日間としては歴代No.1のオープニング記録となる興行収入1億8300万ドル(※日本円で約261億円Box office mojo調べ/※1ドル=143円 6月1日時点)で堂々のNo.1スタートを切った。その勢いはとどまらず、公開2週目を迎えたアメリカでは5月30日~6月1日の3日間で全米興収6300万ドルを記録し、2週連続のNo.1を達成。同日公開の大人気映画シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(公開中)を大きく引き離し、累計2.8億ドル(※日本円で約400億円)を突破し、現在2025年の全米興収ランキングトップの『マインクラフト/ザ・ムービー』(公開中)の4.2億ドルに迫る勢いで非常に好調な成績を記録している。さらに世界興収もすでに6億ドル(※日本円で約870億円)を突破し、世界中で“スティッチ旋風”が巻き起こっているようだ。

両親を亡くした少女リロと姉のナニ。1人でリロを育てようと奮闘するナニだったが、若すぎる彼女は失敗ばかりだ。離れ離れになってしまいそうな姉妹の前に現れたのは、家族の愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチ。予測不可能な彼の行動は、平和な島に大混乱を巻き起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていく。『リロ&スティッチ』を語るうえで欠かせないピースは、伝統的なハワイアンからエルヴィス・プレスリーの大ヒット曲まで名曲揃いのナンバーたちだ。

解禁された映像の冒頭では、本作を手掛けたディーン・フライシャー・キャンプ監督が「伝統的でもエルヴィスでも関係ない。音楽が本作の魂なんです」と語るように、ハワイの風景を思い出させてくれたり、リロとスティッチの奇跡の出会いをより魅力的なものにしてくれるエモーショナルな楽曲が劇中では数多く使用されている。

アニメーション版でも歌と作曲の一部を担当し「『リロ&スティッチ』とは22年の仲です」と語るシンガーソングライターのマーク・ケアリイ・ホオマルや、現地の児童合唱団・カメハメハスクールが再び参加しているほか、ハワイ出身で米人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の優勝者イアム・トンギが劇中歌「Hawaiian Roller Coaster Ride」を合唱団とともに歌唱するなど、『リロ&スティッチ』を愛する“オハナ”たちが本作を音楽面でも盛り上げている。

特別映像ではスティッチがリロたちとサーフィンをする様子に合わせ歌唱する様子が収められており、イアン本人が願うように、いまの子どもたちにも愛されるような、心温まる劇中歌となっている。キャンプ監督が「エルヴィスの楽曲は欠かせない」と語るように、実写版でも“キング・オブ・ロックンロール”であるエルヴィス・プレスリーの名曲が多く使用されている。

なかでも、吹替版のエンドソングでTravis Japanが歌うプレスリーの名曲「バーニング・ラヴ」を、字幕版ではハワイ出身の世界的アーティスト=ブルーノ・マーズがプロデュースしており、同じくハワイ出身でブルーノの甥っ子たちである新進気鋭の兄弟デュオ、ナイジャ・ミュージック&ザイヤ・リズムが歌唱している。そんな2人は映像では、マーズに引けを取らない抜群の歌唱力を披露し、兄弟仲良くレコーディングする様子が捉えられており、「兄弟で参加できて嬉しい」「映画の題材でもある“オハナ”ですから」と楽曲を担当することへの喜びを語っている。

また、現地時間5月17日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催されたUSプレミアにも参加した2人は、本作で「バーニング・ラヴ」を歌うことが決まった時の気持ちを聞かれ、「ものすごくびっくりした!家族とも一緒に仕事ができて、本当に素晴らしい時間だった」(ナイジャ)、「すごく興奮して、頭が真っ白になった!そして、レコーディングのためにカリフォルニアに行って家族と一緒に仕事をした。すごくエキサイティングでしたよ!」(ザイヤ)と答えている。

さらに、叔父であるマーズも「すごく喜んでくれた」(ナイジャ)、「僕たちのためにとても喜んでくれたし、最後まで助けてくれた」(ザイヤ)と2人が楽曲を歌うことを応援し、ブルーノ自ら歌唱時の細かいアドバイスもくれたと教えてくれた。


「豊かな歴史的文化をもつハワイの物語なので、文化との結びつきを持つ人が関わっていることが重要だった」と監督が語るように、マーズをはじめ、ハワイとゆかりのある素晴らしいアーティストの“オハナ(家族)”たちが魂を込めて奏でる数々の素晴らしい音楽を、オハナと一緒に楽しんでいただきたい。

文/山崎伸子

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