最高のケミストリーで共演者も輝く!『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』『破墓/パミョ』の演技派、キム・ゴウンの魅力を再確認
豪華な共演俳優たちとのコラボレーション
輝かしいキャリアを誇る先輩俳優たちとの共演も、ゴウンの力となってきた。デビュー作のパク・ヘイル、『メモリーズ』のビョンホンとドヨン、『コインロッカーの女』(15)のキム・ヘス、『破墓』のチェ・ミンシクにユ・ヘジンなどなど。済州島を舞台にしたヒューマンドラマ『君が描く光』(16)では、『ミナリ』(20)でアカデミー賞助演女優賞を受賞した名優ユン・ヨジョンとも撮影を共にし、12年ぶりに祖母のもとに戻ってきた孫娘役を自然に見せた。
すれ違いを重ねる男女の恋を落ち着いたテンポで綴る『ユ・ヨルの音楽アルバム』(19)で相手役を演じたチョン・ヘインや、「ユミの細胞たち」のアン・ボヒョンといった同世代の俳優たちとの演技では、生き生きとしたやりとりを見せ、お互いの魅力をさらにアップさせるような演技を披露してきた。
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』でも、もともと内向的で口数が少ないというフンス役ノ・サンヒョンに自分から声をかけて気持ちをほぐし、最高に魅力的な親友同士のケミストリーを作り上げている。
『破墓』と『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』というまったく違うジャンルの作品で改めてその圧倒的な力を証明したゴウン。今後も同世代の友人との複雑な関係を見せる「ウンジュンとサンヨン」、チョン・ドヨンとの久しぶりの共演が楽しみなミステリー「自白の代価」と、2本のNetflix作品が待機中。さらに、来年は「ユミの細胞たち」の新シーズンが放送予定と、快進撃は続く。
キム・ゴウンの歩みの先に、韓国映像コンテンツの未来が見えてきそうだ。
文/佐藤結
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