舘ひろし主演×藤井道人監督最新作『港のひかり』に眞栄田郷敦の出演が決定！「普段の現場にはない集中力と緊張感でした」
藤井道人とキャメラマンの木村大作がタッグを組み、舘ひろしを主演に迎えた『港のひかり』(11月14日公開)。このたび、本作に眞栄田郷敦が出演することが決定した。
本作は北陸の港町を舞台に、舘扮する主人公の元ヤクザの“おじさん”と両親を事故で亡くし視力を失ってしまった不遇の少年、幸太(尾上眞秀)の十数年におよぶ友情を描いた完全オリジナル作品。
昨年公開された『ブルーピリオド』では単独主演を務め、『ゴールデンカムイ』(24)や「エルピス-希望、あるいは災い-」といった話題作でも印象深い好演を見せていた眞栄田。そんな彼が今回演じるのは、目の見えない少年、幸太の12年後の成長した姿。絶望の淵にいた少年は、元ヤクザのおじさんが“ある方法”によりお金を工面したおかげで目が見えることに。しかし、目が見えた先におじさんの姿はなく…。優しく強いおじさんはどこにいったのか、どんな優しい顔なのか知らぬまま大人になった青年は「実は、おじさんは元刑事だったんだ」という小さな嘘を信じ、自分に光をくれた憧れの人を追いかけるように刑事になる。
尾上が演じる幸太と二人一役を演じた眞栄田は「尾上眞秀くんの生のお芝居や映像を見させていただき違和感のないように幸太を引き継ぎたいと思っていました」と振り返り、初の藤井組への参加や舘との共演に関しては「映画『ヤクザと家族 The Family』を見て、藤井監督や舘さんとずっとご一緒したいと願っていました。今回そのお二人と同時にご一緒できる機会をいただきすごく気合いの入る現場でした」と思いを語る。また、初のフィルムでの撮影には「キャメラマンには木村大作さん。35mmフィルムでの撮影は普段の現場にはない集中力と緊張感でした」と慣れない撮影手法への苦労があったことをコメントしている。また役作りについては「少年時代におじさんから見せられた強さと優しさをずっと追いかけて生きてきたであろう、描かれていない十数年もしっかり青年幸太に乗せて演じられるよう意識しました」と打ち明け「誰かのために生きる美しさを感じられる映画になっていると思います」と作品の完成度に自信をのぞかせている。
眞栄田の出演情報と合わせて、劇中での様子をとらえた場面写真も解禁。舘が演じる“おじさん”こと三浦と一緒にベンチで佇む様子や港町を背景に、寂しい表情でどこか遠くを見つめる幸太の姿、刑事として拳銃を構える姿が収められている。また、尾上演じる少年時代の幸太と“おじさん”、眞栄田演じる青年となった幸太と“おじさん”それぞれが海をバックに語らう二つの時代を感じさせる写真も初公開。長い年月でおじさんと幸太の絆がどのように変化し、再会へ至るのか、拳銃を構えどんな事件に巻き込まれるのか、ストーリーへの期待も膨らむスチールとなっている。
俳優として円熟味を増した舘と話題作への出演で着実にキャリアを重ねている眞栄田。2人の共演は大きなスクリーンで堪能したい。
