ジャック・クエイドが“即席ウルヴァリン化”!?『Mr.ノボカイン』バトルシーン動画が公開
大人気テレビシリーズ「ザ・ボーイズ」のジャック・クエイドが主演を務めるアクション映画『Mr.ノボカイン』が6月20日(金)より公開される。クエイド演じるノボカインは、生まれつきどんな痛みも感じない“無痛の男”だが、果たして彼はヒーローの仲間入りができるのか!?このたびノボカインの個性が炸裂するバトルシーン動画が解禁された。
ノボカインが、強盗に連れ去られた愛する彼女を救うため、“痛みゼロ”という唯一の武器を駆使して、人生初の本気スイッチON!そんなノボカインを演じる取り巻く共演者には、ノボカインの彼女役に『プレデター:ザ・プレイ』(22)のアンバー・ミッドサンダー、ノボカインの親友役に「スパイダーマン」シリーズのジェイコブ・バタロン、強盗役に『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20)のレイ・ニコルソンといった若手注目俳優たちが集結した。監督は、2人での初監督作品『Body(原題)』(15)でいきなりヴェネチア映画祭にノミネートという鮮烈デビューを果たした、ダン・バーク&ロバート・オルセンが務めている。
名作には個性が突き抜けたヒーローがいるものだが、『Mr.ノボカイン』の主人公ネイサン・カインの個性は「無痛で普通の男」だ。無痛であることで、ただの日常生活ですら生きづらさを感じている普通のサラリーマンであるノボカインだが、実は名ヒーローたちと共通点があることが判明!「ダイ・ハード」シリーズのマクレーンは、一見どこにでもいそうなオッサン刑事だ。銀行で働くノボカインも冴えない中年になりそうな点で共通している。
そして「キック・アス」シリーズのデイヴとは、ビビりだけどいざとなったら行動できるヒーロー気質なところ、また痛みに鈍感な部分も似ている。痛みに滅法強いという意味では「デッドプール」的な要素もある。加えて、バトルの最中に身近にあるものを駆使して戦うところは、“ペン・フー”を編みだした「ジョン・ウィック」をも想起。そう、実はノボカインは名ヒーローになる要素にあふれたキャラクターなのだ!
そんなノボカインの「なめてたけど実は強い」という一面を垣間見られる本編映像が解禁された。強盗犯に連れ去られた彼女の行方を追うノボカインが、手がかりを得るべく潜入したのは、犯人の腕のタトゥーから探し出したタトゥーショップ。頭をフル回転させて犯人のフルネームを聞き出そうとするも、勘の鋭い髭ゴリマッチョ店長に即、気づかれる。素人の銃での脅しなんて通用するはずもなく、鏡に投げつけられ絶体絶命のノボカイン。しかし追いつめられたノボカインの次の一手にゴリマッチョもドン引き。なんと、割れたガラスの破片に両拳を叩きつけ、“即席ウルヴァリン化”!ジャンピングスマッシュを決めようとする様は、まさにウルヴァリンを宿しているが、果たして、そんな小さな爪で彼女へとつながる手がかりをつかむことはできるのカイン⁉
次なる名ヒーローとなるかもしれない“無痛の男”が常識外れの戦法を繰り出しまくる『Mr.ノボカイン』をぜひ劇場の大スクリーンで見届けよう!
文/山崎伸子