モフモフなスティッチに世界が魅了!『リロ&スティッチ』が満を持して実写化された理由とは?

モフモフなスティッチに世界が魅了!『リロ&スティッチ』が満を持して実写化された理由とは?

20年以上にわたり世界中で愛され続けてきた人気アニメーション映画を、完全実写化したディズニー映画最新作『リロ&スティッチ』が、6月6日(金)より公開となる。本作のエグゼクティブプロデューサーを務めるライアン・ハルプリンは、満を持して実写化した理由について、「私たちが暮らす“リアルな世界”が舞台で、“普通の人々”が描かれる物語だからこそ、実写化にふさわしいと確信しました」と語る。

両親を亡くし、姉妹2人きりで暮らしているリロとナニ
両親を亡くし、姉妹2人きりで暮らしているリロとナニ[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 

本作の舞台は、美しい海が広がるハワイ。プリンセスも魔法使いもお城も登場しない、誰もがよく知る現実の世界を舞台に描かれるのは、両親を亡くして2人で暮らす姉妹リロとナニと、破壊のために生みだされたエイリアンのスティッチによる、完璧とはほど遠い“家族”の物語だ。

ハルプリンは「『リロ&スティッチ』は、ディズニー映画のなかでも数少ない“私たちの世界”が舞台の映画で、数人のエイリアンを除けば、登場人物は皆ごく普通の人たちです。その点こそが、オリジナルを尊重しつつ実写化に挑戦するべき完璧な作品だと感じました。実写化を通して、登場人物たちの人間性や感情、苦悩や成長など、誰もが共感できるエッセンスを描きたかったんです」と、本作への想いを告白した。

いたずらっ子のスティッチが車を運転しようする!?
いたずらっ子のスティッチが車を運転しようする!?[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 

行く先々で大暴れし、目に入るものすべてを破壊してしまうスティッチが、リロとナニと出会って、ともに過ごすにつれて“愛”を知り、“オハナ(家族)”の絆の大切さに気づいていく。暴れん坊だけど憎めないスティッチと出会うことで、希望を失いかけた姉妹が少しずつ変わっていくという“成長の物語”に、誰もが共感できる感動のストーリーとなっている。

そんな本作は、実写化決定の発表以来注目を集めており、予告編が公開されると24時間で1億5,800万回以上の再生回数を獲得。ディズニーの実写映画予告編としては『ライオン・キング』(19)に次ぐ歴代2位の記録を樹立するなど、世界中で大きな話題を呼んでいる。日本でも「実写のスティッチが予想以上にモフモフで可愛すぎる!」「青いエイリアンのスティッチが人間の世界に普通に馴染んでてすごい!」など、そのクオリティを絶賛する声が数多く寄せられた。

【写真を見る】モフモフな実写版スティッチとリロ。2人の可愛さ&絆の尊さにメロメロ…
【写真を見る】モフモフな実写版スティッチとリロ。2人の可愛さ&絆の尊さにメロメロ…[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 


その一方で「スティッチは誰もが大好きなキャラクターで、SFと現実を融合させた実写世界へ彼を連れてくることは、とても難しく、興味深い挑戦でした」とハルプリンが語るように、人間とエイリアンが共存し、家族になっていく物語を実写で描くのは一筋縄ではいかない挑戦だったとも言う。

ハルプリンは「これほど有名な作品を現代の観客に届けつつ、その本質を維持するのは非常に楽しいけれど、とても難しいんです。本作では、アニメーション版の鮮やかで色彩豊かな世界観が実際のハワイで再現され、その美しい風景や魅力的な人々が見事に表現されています。素晴らしいキャストとスタッフの手で、アニメーションとはまた違った現実感に満ちた世界が創り上げられています」と、実写版ならではの魅力に自信をのぞかせた。

実際にハワイで撮影され、ハワイにルーツを持つ俳優やスタッフが集結した『リロ&スティッチ』。実写だからこそ描くことができた、美しいハワイの大自然と“オハナ”の絆を、ぜひスクリーンで感じていただきたい。リロとスティッチが奇跡の出会いを果たす、笑って泣ける感動の物語をぜひ劇場で見届けよう。

文/山崎伸子

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