長澤まさみ「ジェットコースターのようなアトラクションムービーです!」と、ゾクゾクする主演作『ドールハウス』に自信!

長澤まさみ「ジェットコースターのようなアトラクションムービーです!」と、ゾクゾクする主演作『ドールハウス』に自信!

長澤まさみ主演、『ウォーターボーイズ』(01)、『スウィングガールズ』(04)の矢口史靖監督最新作『ドールハウス』(6月13日公開)のジャパンプレミアが5月21日にイイノホールで開催され、主演の長澤、瀬戸康史、田中哲司、池村碧彩、風吹ジュン、矢口監督が登壇。本作に登場するアヤちゃん人形も池村に抱えられて登場し、クロストークは大いに盛り上がりを見せた。

【写真を見る】アヤちゃんのくだりで屈託ない笑顔を見せる長澤まさみ
【写真を見る】アヤちゃんのくだりで屈託ない笑顔を見せる長澤まさみ

本作を観終わったばかりの観客を前に長澤は「皆さんの顔を見ていると映画が楽しかったのかなと思えるので、たくさんの方に届くだろうと楽しみになりました。家族の物語というのも丁寧に描かれていて、意外にジーンと来てしまうところもあって、実はいい物語なんですよ」としみじみ語る。久しぶりにアヤちゃんを抱っこした池村は「最近(アヤちゃんが)軽くなってきて…」と発言し、会場をざわつかせた。

鈴木忠彦役の瀬戸康史
鈴木忠彦役の瀬戸康史

瀬戸は完成した作品を観て「僕はゾクゾク映画が大好きなんですが、そのなかでも大好きな作品になりました。恐怖とその反対にある笑いがすごいバランスで散りばめられていて、僕自身もちょっとだけそこを担っているんですが、やりすぎないようにと意識しながら演じていました」と言うと、田中が「罪な作品だな」とぽつり。

神田役の田中哲司
神田役の田中哲司

田中が「幸せな気持ちになったらすぐにどん底に突き落とされ、そしてほんわかしてきたと思ったら、またとんでもないことが起きて…という繰り返しが体に悪いな、と思って。それだけエンターテインメント性がある作品です」と語ると、風吹から「体力落ちてません?」とツッコミが入る。

鈴木敏子役の風吹ジュン
鈴木敏子役の風吹ジュン

風吹は「私はすごい元気になったんです。矢口監督のファンなんですけど、こんな作品が作れるんだ!っていう驚きと感動でした。台本をいただいたときに『怖~っ』て思いながら入ったんですよ。こういう現場はなかなか入ったことがなかったんですが、この面白さ!いろんな方が楽しめそうな映画だと思います。ジェットコースター1時間乗りっぱなしのような、大好きな作品です」と歓喜し、矢口監督は何度も感謝した。

鈴木真衣役の池村碧彩
鈴木真衣役の池村碧彩

池村は「ゾクゾクする映画は初めて観たのでドキドキしました。アヤちゃんがちょっと心配になっちゃって…アヤちゃんがこうなったり」と恐怖の表情を再現。そんなアヤちゃんについて長澤と瀬戸は「めちゃくちゃ愛着がありますよね。表情豊かで…さっきよりも緊張も解けてきたみたいで」と笑顔で会場をざわつかせると「時々笑いかけてくれたり、ウインクしてくださったり」と瀬戸が言うのに重ね、池村も「最初に自己紹介してくれました!」と会場を驚かせていた。

メガホンをとった矢口史靖監督
メガホンをとった矢口史靖監督

実は上映中に、こっそり背後から観客の反応を見ていたと明かす矢口監督は「映画館でお客さんの顔を見るっていうところまでが僕の仕事だと思っています。怖がるところでは怖がってもらっていましたが、笑うシーンもたくさんあるので、もっと笑ってほしかった」と言いつつも、盛り上がっていたことを体感。

実は笑えるシーンもたっぷり?
実は笑えるシーンもたっぷり?

20以上の国と地域での上映も決定した本作について長澤は「この作品がたくさんの人に楽しんでもらえると思うととっても嬉しいですし、この作品が求められている、受け入れられているんだなと思うと感慨深いですね」と笑顔を見せる。

アヤちゃん人形を抱っこした鈴木真衣
アヤちゃん人形を抱っこした鈴木真衣

すでに海外での映画祭に登壇した矢口監督。海外での反応については、初めてアヤちゃんがやってきた時、瀬戸が帰ってきたところにガタッと驚くという、予告でも話題になったシーンについて「ドカーンと受けていて、笑う映画だったっけ?て不安になるくらいでした。あとは、かくれんぼのシーンですね」と言うと、実際に該当のシーンを再度上映する。

和気あいあいとクロストーク
和気あいあいとクロストーク

観客からも「怖い」と評判のシーンに、いろんなアイデアを出しあいながらやっていたという矢口監督は「アナログでいろんなことができないかなと思っていて、気づかれないと思うんですけど、いろんな違和感がちりばめられています。もう一度観るとなにかがあります」と意味深に語り、再度、劇場で観てほしいと訴えた。

笑顔で手を振るゲスト陣
笑顔で手を振るゲスト陣

最後に長澤は「この映画は110分ノンストップで繰り広げられるジェットコースターのようなアトラクションムービーです。ゾクゾク、ワクワクして楽しんでいただければと思います」と締めくくり、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。


文/山崎伸子

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