アート・ザ・クラウンやペニーワイズだけじゃない!トラウマ&絶叫必至の“ピエロホラー”13選

アート・ザ・クラウンやペニーワイズだけじゃない!トラウマ&絶叫必至の“ピエロホラー”13選

『キラー・クラウン』(88)

“ピエロホラー”の名作として、35年以上経ったいまでもカルト的人気を誇るSFホラー『キラー・クラウン』。静かな田舎町で流れ星と共に落ちてきたのは、おもちゃのような光線銃を使って人間をお菓子に変えようとする殺人ピエロ集団だった!

【写真を見る】30年以上もカルト的人気を誇る恐怖のピエロは宇宙から!?ライアン・ゴズリングのプロデュースでリメイク版が決定
【写真を見る】30年以上もカルト的人気を誇る恐怖のピエロは宇宙から!?ライアン・ゴズリングのプロデュースでリメイク版が決定[c]Everett Collection/AFLO

「クリッター」シリーズなどで知られるキオド・ブラザーズが手掛けた作品だけあって、SFXの力の入り方には目を見張るものがあり、巨大ピエロも拝むことができる。長いあいだ続編の噂が流れ続けているが、いまだ実現には至っておらず。それでも作品の人気の高さを示すように、昨年には本作を原作にしたゲームも誕生。そして先日、ライアン・ゴズリングのプロデュースでリメイク版の製作が決定した。


『ミッドナイト・スクリーム』(98)

「スクリーム」や「ラストサマー」シリーズなど、青春スラッシャー映画が大ブームとなった1990年代後半に製作された『ミッドナイト・スクリーム』。15年前に殺された元女優の母親の幻覚に悩まされる高校生のケイトが、現場となった劇場で行われる演劇プロジェクトに参加。そこに殺人ピエロが現れ、クラスメイトたちが次々と消えていく…。王道のスラッシャーストーリーに、複数のピエロが登場する点も見どころ。

『マーダー・ライド・ショー』(03)

インパクト満点のピエロメイク男が登場する『マーダー・ライド・ショー』はシリーズ化も
インパクト満点のピエロメイク男が登場する『マーダー・ライド・ショー』はシリーズ化も[c]Everett Collection/AFLO

ヘヴィメタル・アーティストとして知られるロブ・ゾンビが長編監督デビューを飾った『マーダー・ライド・ショー』は、いわゆる“ピエロホラー”ではないものの、ピエロメイクを施したシド・ヘイグ演じるキャプテン・スポールディングのキャラクターが人気の一作。

若者4人組がガソリンスタンドに立ち寄り、そこに併設された奇妙な博物館で、館長のスポールディングからある殺人鬼の話を聞かされる。その帰り道、偶然にもヒッチハイカーの女性を同乗させた彼らは、ひょんなトラブルに見舞われながらもその女性の家に向かうのだが、そこで待ち受けていたのは恐怖の殺人一家だった…。

『デス・バーガー』(07)

人気海外ドラマ「ゴシップガール」でブレイクする直前のレイトン・ミースターが主演を務めたコメディホラー『デス・バーガー』。南カリフォルニアにあるバーガーショップを舞台に、その店のマスコットである“ホーニー・ザ・クラウン”の格好をした猟奇殺人鬼が大暴れ。スプラッター要素もあるが、グロテスクさよりもコメディ色が強め。なによりもホーニーの造形のインパクトが半端ない。

『気狂いピエロの決闘』(10)

『気狂いピエロの決闘』は、ヴェネチア国際映画祭で大絶賛を獲得
『気狂いピエロの決闘』は、ヴェネチア国際映画祭で大絶賛を獲得[c]Everett Collection/AFLO

スペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督が手掛けた『気狂いピエロの決闘』は、ピエロ映画ではあるが厳密に言えばホラー映画というよりもバイオレンス。サーカス団で愉快なピエロとして働くハビエルは、相棒ピエロに扮するセルジオと、空中ブランコ芸人のナタリアをめぐって三角関係に。

嫉妬に狂った男たちの暴走が、より大きな戦いへと発展していく様が、イグレシア監督らしい独創的で自由なストーリー構成のなかで展開。恐ろしくもあり、どこか哀しくもある卓越したストーリーテリングは批評家からも大絶賛を集め、ヴェネチア国際映画祭では銀獅子賞(監督賞)と金のオゼッラ賞(脚本賞)を同時受賞する史上初の快挙を成し遂げた。

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