「とてつもない幸福に襲われた」『岸辺露伴は動かない 懺悔室』をひと足先に観たファンが“露伴ビギナー”も観るべき理由を力説!
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を持つ人気漫画家の岸辺露伴が、奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かうミステリーの最新作『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)。本作は荒木飛呂彦の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフを実写化したドラマシリーズの劇場版最新作であり、今回の「懺悔室」は原作漫画における最初のエピソードとして、ファンの間でも実写化が長らく待ち望まれてきた。一方、基本的に毎話が1話完結で展開され、どこからでも観始められるのもシリーズの特徴。そんな本作の試写会をMOVIE WALKER PRESSで実施したところ「映画を観終わって、私の心はとてつもない幸福に襲われました」(20代・女性)という満足度の高いコメントや、「自分にとって一番大切なものを失うことの絶望とはなにか、が描かれていた」(30代・女性)といった「岸辺露伴」シリーズらしい深みのある感想も寄せられた。原作ファンだけでなく、今回初めてシリーズに触れる”露伴ビギナー”も楽しめる、本作の見どころを紹介していきたい。
「異様で少し不気味な世界観を楽しんでいただきたい」…シリーズ初見でも楽しめる理由をファンが紹介
「懺悔室」が原作における最初のエピソードということからも、シリーズを観たことのない初心者でも予習ナシで今回の映画に入っていくことができる。そんな初心者に見てほしいポイントとして、これまでシリーズを追ってきたファンからは、以下のようなおすすめポイントが寄せられている。
「冒頭でキャラクターの紹介があるので、未見でも話についていけます」(20代・男性)
「いままでの作品を観ていないとわからないというわけではないので、一度観てみてほしいです」(30代・男性)
「前半でがっつり引き込まれるので、ぜひポップコーンを食べながら観てください!」(30代・男性)
「おすすめポイントは、露伴先生の負けず嫌いと優しさですべてを丸く収めていくところ。“ヘブンズ・ドアー”の使い方にも注目してほしい」(30代・女性)
「初めて観る方には、ぜひ露伴先生の性格を味わってほしい」(30代・女性)
「まずは顔が本になる異様な世界観から、少し不気味な『岸辺露伴』の世界を楽しんでいただきたいです」(20代・女性)
映画冒頭には、露伴の能力“ヘブンズ・ドアー”がどういうものなのか?を紹介するシーンもある。類稀なる好奇心を持ち、表現者としてリアリティを追及していく彼のキャラクターにもすぐにハマってしまうはずだ。
「“ヴェネツィアといえばココ”がすべて映っている」…美しい風景と「岸辺露伴」の世界観が完璧に融合
本作では邦画初となる全編ヴェネツィアロケが敢行されている。かつてナポレオンが“ヨーロッパで最も美しい広場”と称したサン・マルコ広場をはじめ、サン・ロッコ教会、リアルト市場、プンタ・デッラ・ドガーナ、バルバリーゴ・ミノット宮、原作にも登場するサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場など、ヴェネツィアを代表する数々の名所で撮影が行われた。
「日本では出せない洋風建築や内壁の絵画など、『岸辺露伴』の世界観にぴったりでした」(30代・男性)
「仮面、船、赤茶色の街並みや橋など、“ヴェネツィアといえばココ”がすべて映っていて綺麗でした」(20代・女性)
「教会やマリアが働く仮面の店など、美術の美しさに思わずため息が出ました」(20代・女性)
「単に美しい風景のなかでの物語ではなく、心の葛藤や人間関係、そして『懺悔室』という意味を深く象徴した映画だと思います」(30代・女性)
張り巡らされた水路にゴンドラ、装飾の一つ一つまでが荘厳なサン・ロッコ教会がスクリーンに映しだされ、常に美しいヴェネツィアの街並みが堪能できる。また、カーニバルなどで使用される仮面=マスケラも登場し、無数の仮面が店に並ぶ光景は不気味でありながら、観客を映像に引き込む不思議な魅力も漂わせている。