最狂ニューヒーローの降臨!サム・ライミ製作『ボーイ・キルズ・ワールド』9月日本公開決定

最狂ニューヒーローの降臨!サム・ライミ製作『ボーイ・キルズ・ワールド』9月日本公開決定

サム・ライミ製作、ビル・スカルスガルド主演の超絶アクション・エンターテインメント『ボーイ・キルズ・ワールド(原題)』が9月19日(金)に公開されることが決定した。

『ボーイ・キルズ・ワールド(原題)』海外版ビジュアル
『ボーイ・キルズ・ワールド(原題)』海外版ビジュアル[c] 2023 Boy Kills World Rights, LLC All rights reserved..

『死霊のはらわた』(81)でホラー映画を、「スパイダーマン」三部作でヒーロー映画の常識を覆したライミが、今度はアクション映画の未来に殴り込む。主演のスカルスガルドは、「IT/イット」シリーズのペニーワイズ役で世界を震え上がらせ、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23)、『ノスフェラトゥ』(5月16日公開)などで近年ますます存在感を高める存在。狂気と哀しみを背負う“沈黙の復讐者”というキャラクターを、減量とハードトレーニングによる壮絶な肉体改造に加え、無言の演技で圧倒的に魅せる。

ビル・スカルスガルド
ビル・スカルスガルド[c] 2023 Boy Kills World Rights, LLC All rights reserved..

共演には、インドネシア武術シラットの達人として知られる『ザ・レイド』(11)、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)のヤヤン・ルヒアン、『007 ゴールデンアイ』(95)、「X-MEN」シリーズ、「96時間」シリーズのファムケ・ヤンセン、『第9地区』(09)、『チャッピー』(15)、『ハードコア』(15)のシャールト・コプリー、『ブレット・トレイン』(22)、『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』(21)のアンドリュー・小路、「ストレンジャー・シングス」、「フリーバッグ」のブレット・ゲルマン、『ハッピー・デス・デイ』(17)のジェシカ・ローテ、「ダウントン・アビー」のミシェル・ドッカリーと、ジャンル横断型の実力派が集結。さらに、「アーチャー」、「ボブズ・バーガーズ」でおなじみのH・ジョン・ベンジャミンがスカルスガルド演じるボーイの“声”を務めるという。

ファムケ・ヤンセン
ファムケ・ヤンセン[c] 2023 Boy Kills World Rights, LLC All rights reserved..

監督は「最新鋭のビデオゲーム、韓国アクション、日本アニメ、クラシックなホラーファンタジーのエッセンスを融合し、“狂気”と“楽しさ”を映画に注ぎ込んだ」と語る新鋭モーリッツ・モール。彼自身のカルチャー愛が詰まった本作には、「餓狼伝説」や「ストリートファイター」などの名作格闘ゲーム、「北斗の拳」などのコミックを彷彿とさせる世界観となっている。その“狂気のアクションの中核”を担うのがダヴィド・シャタルスキ。『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)、『ブラック・ウィドウ』(21)にも参加した注目のアクション振付師であり、監督と共に約5年前から構想を練り続けてきた立役者の一人だ。「未踏の表現領域に挑み、東南アジア武術をベースにアニメやゲームの動きを融合させた」というバトルシーンは、まさに“目撃する格闘ゲーム”。さらに音楽を「DEATH STRANDING」、「メタルギアソリッド」などで知られるゲームクリエイター、小島秀夫監督作品を長年支え、『竜とそばかすの姫』(21)にも参加した作曲家、ルドウィグ・フォシェルが担当する。そのサウンドが本作の世界観をさらに別次元へと拡張している。

5月2日(金)、3日(土)、4日(日)に開催される大阪コミコン2025へのビル・スカルスガルドの参加も決定。『ボーイ・キルズ・ワールド』の続報に期待してほしい。

文/平尾嘉浩

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