『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』近藤亮太監督&共同脚本くるむあくむ“参列型”ホラー『〇〇式』6月公開
<コメント>
●近藤亮太(脚本、監督)
「映画づくりはどこか儀式めいています。大勢の人間が集まってある手順に沿って一つの時間や空間をつくり上げていく。今回、新たな『式』に関する映画を撮りました。映画が儀式であるなら、会場は映画館、観客は参列者に他なりません。招待状は必要ありません。お待ちしています」
●くるむあくむ(脚本)
「春暖の候 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。この度、〇〇式を行うこととなりました。この儀式はおそらく皆様が思い描かれる“普通の式”とは似て非になるものになると思います。間違い探しのような楽しみ方は推奨しません。全てを受け入れ、この式を肯定してあげて欲しいのです」
●九十九黄助(出演)
「はじめて『式』というものに出た時、伝えきく話とかけ離れた印象を持ちました。“なんだ素敵じゃん” 『式』とは、この身で体験しなければ意味のないことだとこの時学びました。それらの『式』に宿る本質が何であってもです」
●吉田ヤギ(出演)
「『式』はなにかの終わりと同時になにかの始まりでもあります。ポジティブな意味にも捉えられますが、自分にとっては『ここで終わらないんだ。まだ続いていくんだ…』と少しだけ憂鬱な気持ちがよぎる催しでもあります。だから、今回の式は最悪でした」
文/スズキヒロシ
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