矢口史靖&アヤ人形が香港上陸!アジア初上映の『ドールハウス』に「続編も観たい」の声

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矢口史靖&アヤ人形が香港上陸!アジア初上映の『ドールハウス』に「続編も観たい」の声

『ウォーターボーイズ』(01)や『スウィングガールズ』(04)などエンタメ映画の名手として知られる矢口史靖監督がオリジナル脚本でメガホンをとり、脚本のおもしろさから長澤まさみが出演を熱望したという『ドールハウス』(6月13日公開)。このたび本作が現在開催中の第49回香港国際映画祭で上映され、矢口監督とアヤ人形が現地入りを果たした。

【写真を見る】矢口監督&アヤ人形の登場に、満員の会場が大興奮!驚きと笑い、拍手喝采に「アヤちゃんのおかげです!」
【写真を見る】矢口監督&アヤ人形の登場に、満員の会場が大興奮!驚きと笑い、拍手喝采に「アヤちゃんのおかげです!」[c]2025 TOHO CO., LTD.

本作は、愛らしい人形に翻弄されていく家族の姿を描いたスリリングなミステリー。5歳の娘を亡くした鈴木佳恵(長澤)と夫の忠彦(瀬戸康史)。哀しみに暮れる佳恵は、娘によく似た人形を骨董市で見つけ、それを可愛がることで元気を取り戻していく。しかし2人の間に新たな娘が生まれると、人形に心を向けなくなってしまう。やがて成長した娘が人形と遊ぶようになり、一家に奇妙なできごとが次々と起きるようになり…。

香港国際映画祭は1977年にスタートし、毎年約200以上の作品が上映されるアジアを代表する国際映画祭。フィクション部門やドキュメンタリー部門、コンペティション部門など多彩な部門で構成され、メジャー作品からインディペンデント作品まで、幅広いカテゴリーの作品が選出されている。本作はそのなかで「KALEIDOSCOPE」部門「Midnight Heat」の1本として上映。4月15日にはPREMIERE Elements House1で、4月17日には香港文化中心大劇院でそれぞれ上映が行われ、アジアン・プレミアを飾った。

1回目の上映はPREMIERE Elements House1で行われた
1回目の上映はPREMIERE Elements House1で行われた[c]2025 TOHO CO., LTD.

香港に降り立った矢口監督とアヤ人形は、1回目と2回目の上映で共に観客と一緒に映画を鑑賞。満席となった会場では、上映中にたびたびおどろきの声や笑い声があがり、エンドロールが流れると同時に拍手喝采。アヤ人形を抱きあげながら喝采を浴びた矢口監督は、上映終了後のQ&Aにアヤ人形を連れて登壇。

熱心なファンからこれまでの監督作品とジャンルの異なる作品を作った理由を訊かれると、矢口監督は「実はコメディを作りながら、震えるようなゾクゾク映画を作りたいとずっと考えていました。そしてこのストーリーが思い浮かんだので、ようやくチャンスが巡ってきたと思って作り始めました」と回答。さらに「続編は作らないんですか?続編も観たいです!」という声があがると、うれしそうな笑顔を浮かべていた。

2回目の上映は1000席以上の大劇場で開催!
2回目の上映は1000席以上の大劇場で開催![c]2025 TOHO CO., LTD.

ロビーでは大勢の観客に囲まれ、サインを求められたり一緒に写真を撮るなど、ファンとの交流を楽しんでいた矢口監督とアヤ人形。「たくさんのお客さんが来てくれて、とっても楽しんでもらえた様子だったので大成功だったと思います。アヤちゃんのおかげですね!」と香港の観客の反応に安堵の表情を見せた矢口監督は、「緊張するシーンで大きなリアクションをしたり、緩んだところで思いっきり笑ったり。香港のお客さんの波が映画に勢いをつけてくれる感じがして、すごく良い上映会でした」と満足そうにコメント。

先日も世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるポルト国際映画祭で世界初上映が行われ、5分間にわたるスタンディングオベーションと共に、最高賞であるBest Film Awardを受賞する快挙を達成するなど、はやくも世界を“ゾクゾク”させている本作。日本公開が待ちきれない!


文/久保田 和馬

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