ライブでサプライズ発表!『ドールハウス』主題歌は「ずとまよ」の「形」に決定、予告映像も
長澤まさみが主演を務める矢口史靖監督作『ドールハウス』(6月13日公開)。本作の主題歌がずっと真夜中でいいのに。に決定し、あわせて主題歌を使用した予告映像が到着した。
長澤が脚本の面白さに出演を熱望したという本作は、110分の間、怒涛の展開を見せるノンストップの“ドールミステリー”。脚本、監督を務めたのは、『ウォーターボーイズ』(01)、『スウィングガールズ』(04)など、誰もが楽しめる上質な娯楽作品を次々と世に送りだしてきた矢口監督。「いつかオリジナル脚本でミステリーを撮りたい」とアイデアを温めていた本作は、愛らしい人形、“アヤ”が家族を翻弄してゆくスリリングな面白さはもちろん、人形に隠された秘密が徐々に解き明かされる謎解きミステリーを醍醐味としている。そんな息もつかせぬストーリー展開に加え、多彩な演出やノウハウが惜しみなく盛り込まれた映像は仕掛けも満載。そして、圧倒的な映像を味わったあとには、予測もできない驚きのラストが待ち受けるとのこと。主演の長澤、夫役の瀬戸康史のほか、キャストには実力派が勢ぞろいしていることでも話題を集めている。
主題歌は、作詞、作曲、ボーカルをACAねが手がけ、退廃的でアナログな演出、オープンリールや、時には家電などの独創的な編成による演奏で人気を博すバンド、ずっと真夜中でいいのに。の新曲「形」に。聴く者の心に染み入るようなメロディに、「何度も何度も」と繰り返される印象的なフレーズが響く本楽曲は、スピード感と緊張感が交錯するサウンドに仕上がっており、物語の深層へと観る者を引きずり込む。ミステリアスな存在であるずっと真夜中でいいのに。の世界観と、次々に押し寄せるエキサイティングな展開が見どころの本作が見事にシンクロし、広がる不穏さをより際立たせ、作品全体にさらなる没入感をもたらしている。
今回の主題歌解禁にあたり、ACAねは「主題歌の話をいただき、まずラフの映像を手に汗握る思いで拝見するところから制作が始まりました。イメージが湧き上がりました。異変とわかってても、ぶっきらぼうでも、造形があるなら、それがいまは健全。想いを募らせることが自分を守ることでもあったり、疑いが備わってるからこそ、依存の肯定や工程を丁寧に。痛みの鎧を着て暮らしていく。そんな心づもりの曲です。”形” 何卒何卒です」と、楽曲に込めた想いについてコメント。本作のプロデューサーも「スリリングな面白さとクールな映像が110分ノンストップで続く映画『ドールハウス』をさらに盛り立ててくれるのは、唯一無二の圧倒的な音楽センスを持つ『ずっと真夜中でいいのに。』しかいないと思い、主題歌をお願いしました」と、起用した理由について語っている。
また主演の長澤は「映画のシーンが曲や歌とリンクしていて、記憶に残るといいなと思えるような、まるでアヤちゃんが歌ってるみたいな素敵な楽曲だと思います」と本楽曲の魅力についてコメント。共演の瀬戸も「どこか可愛らさと叫びみたいにも聴こえる不思議な声が、アヤちゃんっぽい印象を抱きました。可愛らしさもあり、不気味さもあったり、悲しさもあったりと一つの感情では表せないような、この作品にぴったりの歌だなと思います」と、その多面的な声の表現力を評価した。
あわせて主題歌を使用した予告映像も公開。不幸な事故で最愛の娘を亡くした佳恵(長澤)と忠彦(瀬戸)、そして2人の間に新たに生まれた娘、真衣。平穏を取り戻しかけたその一家に、次々と奇妙な出来事が降りかかる。そして中心にいるのは、まるで生きているかのように存在感を放つ“人形、アヤ”。その不気味な人形に危機感を覚えた佳恵たちは、アヤを手放そうと試みるも、捨てても捨ててもなぜか戻ってくる。何度も繰り返されるその“執念”に、「あの人形は危ないんだってば!」と切実に訴える佳恵の叫びが、ただならぬ事態の到来を予感させ、豪華キャストが翻弄される戦慄の“ドールミステリー”への期待が一気に高まる内容となっている。
気鋭のスタッフキャストが顔をそろえ、人々を恐怖へ引きずり込む本作。その恐怖を、ぜひ劇場で体感してほしい。