エリザベスが手を出した“劇薬“の正体とは?『サブスタンス』本予告&本ポスタービジュアル
第97回アカデミー賞では主演女優賞含む5部門にノミネートされた『サブスタンス』(5月16日公開)。このたび、本作の本予告および本ポスタービジュアルが解禁された。
容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出した、元人気女優のエリザベス(ムーア)。だが薬を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体“スー(クアリー)が、エリザベスのなかから現れる。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、1つの心をシェアする2人には「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破り始めてしまう。
今回解禁されたのは、かつてのスター女優エリザベスが、年齢による容姿の衰えを理由に“最後通告“を突きつけられる場面から始まる本予告。容赦ない現実に打ちのめされるエリザベスだったが、ある美と若さを取り戻すとい禁断の再生医療<サブスタンス>の存在を知る。自らその薬を接種するや、はじけるような美しさと若さを持つもう一人の自分“エリザベスの上位互換、スー”が誕生。“ルールは1つ。それぞれは7日で入れ替わる。2つで1つだから“という絶対的なルールのもと、華やかな日々を再び手にいれたように思えたが…。
お互いの役割をこなす日々は束の間、「7日間じゃ足りない!」と次第に欲望をあらわにするスー。「想像のはるか先で暴走する、狂気のエンタテインメント」のナレーションのもと、2つの<自分>による壮絶なバトル、そこからの、とんでもない展開を匂わせるカットの応酬が、カラフルでポップにそして、醜悪に展開されていく。
あわせて解禁されたポスターは、かつてエリザベスの番組でのキメポーズだった“投げキッス“を、エリザベスの後釜に収まったスーがそっくり踏襲する姿を捉えたシニカルで象徴的なデザイン。漆黒のフレームに縁取られたその姿は、もう抜けだせなくなった闇の世界をも感じさせるようなビジュアルとなっている。
想像のはるか先で暴走する狂気のエンタテインメント『サブスタンス』をぜひ劇場で目撃してほしい!
文/サンクレイオ翼