ヒョンビンが孤高の男を熱演!2025年の韓国No.1ヒット作『ハルビン』7月に日本公開、ティザー予告も到着
韓国観客動員数で4週連続第1位を記録し、490万人以上を動員するなど2025年の韓国映画観客動員数No.1(2025.31/KOFIC調べ)の超大作『ハルビン』が7月4日(金)より公開。ティザービジュアル&ティザー予告が解禁となった。
舞台は1909年、祖国独立という使命を胸に、命をかけて中国のハルビンへ向かった大韓義軍のアン・ジュングンと同志たち。彼らと行く手を阻む者との熾烈な攻防を描いた極限サスペンス・エンターテイメントとなっている。
アン・ジュングンを演じるのは、「コンフィデンシャル」シリーズ、『スウィンダラーズ』(17)、『ザ・ネゴシエーション』(18)、「愛の不時着」などのヒョンビン。感度の高いアクション演技から柔らかいメロ演技までこなす韓国を代表する俳優が、祖国独立に命をかける孤高の男に挑み、新たなカリスマ像で魅せる。また、パク・ジョンミンやチョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウクをはじめとした豪華キャストが集結し、さらに日本からも伊藤博文役としてリリー・フランキーが出演を果たした。
監督は『インサイダーズ/内部者たち』(15)、『KCIA 南山の部長たち』(20)などで韓国現代史を描いてきたヒットメーカー、ウ・ミンホ。撮影監督を『パラサイト 半地下の家族』(19)、『ベイビー・ブローカー』(22)のホン・ギョンピョが務め、大ヒットを記録したサスペンス・エンターテイメント『ソウルの春』(23)の制作スタッフともタッグを組み、リアルさと迫力を追求した圧巻の映像美で観客を魅了する。
第49回トロント国際映画祭GALAプレゼンテーション部門に公式招待され、5月に開催される韓国唯一の総合芸術賞である「第61回百想芸術大賞」では映画部門にて作品賞のほか、ヒョンビンが最優秀演技賞(男性)、ウ・ミンホが監督賞、チョ・ウジンが助演男優賞、ホン・ギョンピョが芸術賞(撮影)それぞれの候補になるなど5部門にノミネートされている。
今回解禁となったティザービジュアルでは、帽子を目深にかぶったヒョンビン扮するアン・ジュングンが大きく写しだされ、一際目を引くビジュアルとなっている。雪が降りしきるなか、すっと佇むその姿に「この決断は、きっと未来へ続く」と添えられており、未来を見据えた揺るがない覚悟が感じられる。
そして同時に解禁されたティザー予告映像では、アン・ジュングンの独白と共に、ある使命を胸にハルビンへ向かう大韓義軍の同志たちが映しだされる。1909年のハルビンの街並み、戦慄の戦闘シーンなどリアルな世界観にこだわった圧倒的な映像表現も印象的だ。ラストには瞳を潤ませたアン・ジュングンの「私の決断は正しかったのか?」という意味深なセリフのシーンで締められており、本編への期待が高まるティザー予告に仕上がっている。
歴史的事件を壮大なスケールで描く『ハルビン』。観客を魅了するヒョンビンの熱い演技にも注目したい。
文/平尾嘉浩