「ハチクロ」からスタートし、「あの花」や「サイコパス」が大ヒット!最新作「謎解きはディナーのあとで」に至るノイタミナの20年を振り返る
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』をはじめ劇場作品も多数
ノイタミナはテレビアニメのみならず劇場作品にも広がりを見せている。『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)や『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』(15)のような放送作品の劇場版も多数。現在公開中でテレビアニメ「モノノ怪」の最新作『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』もその一つだ。
2006年に放送された「怪~ayakashi~」の一編「化猫」から派生し、テレビアニメが放送された「モノノ怪」。謎の男、薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いた怪異を鎮めるため、諸国を巡る物語が展開され、和紙のテクスチャーを活かした外連味あふれる映像美も魅力。映画シリーズは三章構成で、2024年には『劇場版モノノ怪 唐傘』も公開されている。
世代によっては懐かしいタイトルも
このほか、湯浅政明が監督した「ピンポン」や同時期にテレビドラマも放送された「クズの本懐」、絵本タッチのアニメーションながら重厚なストーリーが展開される「王様ランキング」などなど、印象的なタイトルを挙げれば枚挙に暇がない。さらに、原作漫画が1985~94年に連載された「BANANA FISH」、過去にもテレビアニメが放送された「うる星やつら」、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のような世代によっては懐かしいタイトルも。長くアニメから離れていた人の興味を引き、10代、20代のアニメファンにとっては新鮮なおもしろさを届けたのではないだろうか。
テレビアニメの最新作「謎解きはディナーのあとで」は、シリーズ累計500万部を突破している東川篤哉によるミステリー小説が原作。やはり過去には櫻井翔、北川景子の共演で実写化もされており、幅広い層の関心を掴みそうだ。同作や『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』も含めて、多彩な作品を発信してきたノイタミナに今後も注目したい。
文/藤堂真衣
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