『教皇選挙』熾烈なパワーゲームをとらえたアザービジュアル&キャストインタビュー映像

『教皇選挙』熾烈なパワーゲームをとらえたアザービジュアル&キャストインタビュー映像

第97回アカデミー賞脚色賞を受賞したレイフ・ファインズ主演、エドワード・ベルガー監督最新作『教皇選挙』(3月20日公開)。このたび本作のアザービジュアル、キャスト3名のインタビュー映像が解禁となった。

【写真を見る】首席枢機卿ローレンスの葛藤と決断を捉えたのアザービジュアル
【写真を見る】首席枢機卿ローレンスの葛藤と決断を捉えたのアザービジュアル[c]2024 Conclave Distribution, LLC.

本作はカトリックの総本山バチカンで、トップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙(コンクラーベ)の内幕を描くミステリー。全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、カトリック教会の最高指導者にして、バチカン市国の元首であるローマ教皇が死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿(ファインズ)は新教皇を決める教皇選挙を執り仕切ることに。世界中から100人を超える候補者が集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れるなか、舞台裏で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々に苦悩するローレンス。そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発する。

今回、首席枢機卿ローレンスの葛藤と決断の瞬間を捉えた、緊迫のアザービジュアルが解禁に。完全秘密主義のベールに包まれた教皇選挙を執り仕切るローレンスの内に秘めた葛藤や決断の瞬間を捉えたビジュアルとなっている。ファインズが閉ざされたバチカンを背景に次期教皇の座を巡る候補者の思惑に翻弄され苦悩をにじませる姿や、1枚の投票用紙に運命を託す瞬間の表情が印象的。そして「これは選挙か、戦争か。」というコピーが疑惑と野心が渦巻く選挙戦の緊迫感を際立たせている。

あわせて解禁されたのはファインズ、スタンリー・トゥッチ、イザベラ・ロッセリーニのインタビュー映像。選挙中に候補者たちが宿舎として利用する聖マルタの家の運営責任者、シスター・アグネスを演じているロッセリーニ。ミステリアスな修道女を演じるにあたりイザベラは「教会の謎めいた側面がこの役を引き立てた」とコメントした。さらに「(私の)ローマのカトリック学校の先生はシスターだった。彼女たちの道徳的な権威を表現した」と学生時代の先生を思い出して役作りをしたと明かす。ファインズも「(現場には)宗教学の専門家がついていた。イタリア語とラテン語を勉強したよ。枢機卿や司祭に会い、聖職者としての人生について話を聞いた」と語り、キャストの役作りへの真剣な姿勢が映像を通して明かしている。

また、本作の見どころの1つは、国際色も受賞歴を豊かな実力派キャストが生みだす絶妙なアンサンブル。ローレンスの親友であるベリーニ枢機卿を演じたトゥッチは「リハーサルを通して、互いに信頼感が生まれ、役者としての演技が始まる。共演するのが楽しいキャストだった」と撮影現場で確かな手ごたえを感じたという。最後にレイフは「信仰の危機に直面するローレンスが教皇選挙を執り仕切る。ドラマチックな挑戦だ」と本作の魅力を力強く語った。


各国で高評価のレビューが相次ぎ、世界中で絶賛されている本作。閉ざされたシスティーナ礼拝堂で繰り広げられる、予想を裏切る駆け引きの連続の末にある結末を劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ

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