『盤上の向日葵』サザンオールスターズの主題歌をフィーチャーした特報映像公開!

『盤上の向日葵』サザンオールスターズの主題歌をフィーチャーした特報映像公開!

サザンオールスターズの楽曲「暮れゆく街のふたり」が、坂口健太郎&渡辺謙共演の映画『盤上の向日葵』(10月31日公開)の主題歌に決定。あわせて、特報映像が解禁された。

【写真を見る】主題歌を提供するサザンオールスターズ
【写真を見る】主題歌を提供するサザンオールスターズ[c]2025映画「盤上の向日葵」製作委員会

本作は「孤狼の血」シリーズの原作者としても知られる作家、柚月裕子の同名小説を熊澤尚人による脚本と監督で映画化したヒューマンミステリー。とある山中で、身元不明の白骨死体が発見される。事件の唯一の手がかりは、死体と共に発見された高価な将棋の駒。その駒の謎を追う刑事たちは、とんでもない事実に突き当たる。この世に7組しか現存しないその貴重な駒の持ち主は、プロ将棋界に彗星のごとく現れ、一躍時の人として世間を騒がせている異色の若手棋士、上条桂介(坂口)だったのだ。やがて上条をめぐる捜査線上には、賭け将棋で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶(渡辺)の存在が浮かび上がる…。

サザンオールスターズが主題歌として提供する「暮れゆく街のふたり」は、3月19日(水)にリリースされる10年ぶりのオリジナルアルバム「THANK YOU SO MUCH」に収録されている最新楽曲。プロデューサーの矢島孝は「せつなさや哀しさ、愚かさも含め、必死に生きていく人間たちへの応援歌がほしい」とこの物語の主題歌をサザンオールスターズに依頼。「THANK YOU SO MUCH」に収録される楽曲のなかで最も陰影が濃く、せつなさに満ちた一曲「暮れゆく街のふたり」が主題歌に決定した。桑田佳祐がかつて読んだ小説にインスパイアされた、というドラマ性のある楽曲だ。主題歌を聴いた坂口は「将棋、家族との別れ、因縁、様々な物に翻弄され歩くしかなかった桂介の道を、せつなく代弁してくれているような楽曲だと感じました」と感激のコメントを寄せ、矢島は「人間の情念を支える桑田さんの力強い声は、人間の生き様を描くこの映画の最後を締めくくり、違った形で映画を支えている楽曲」と絶賛する。サザンオールスターズの楽曲が映画の主題歌となるのは47年の歴史のなかで7作品目、2018年公開の『空飛ぶタイヤ』の主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」、同じく2018年公開の『ビブリア古書堂の事件手帖』の主題歌「北鎌倉の思い出」以来7年ぶりとなる。

新たに公開された特報は、主人公の上条と、彼に大きな影響を与える東明との出会いから始まる。町の将棋道場で出会った伝説の勝負師、東明は挑発するように「ぞくぞくするような真剣勝負だ」と囁く。雪のなかを走る上条の少年時代も印象的にインサートされ、やがて2人は激高し、鬼気迫る表情でぶつかり合う。静かに語りかけるような桑田のボーカルが彼らの運命の抗いがたさ、せつなさを歌い上げるなか、対峙する2人の姿。射るような眼で静かに見つめる東明と「その真剣、乗ってやる」という熱く、まっすぐな眼差しで見つめ返す上条。深みのある桑田佳祐の歌と相まって、心震えるミステリーの展開に期待が膨らむ。「暮れゆく街のふたり」は離れがたい男と女の関係を歌っているが、師弟として、あるいは最大の敵になる「運命的に出会ってしまった2人」にも通じる普遍的な想いにあふれている。桑田の音楽人生に大きな影響を与えたというエリック・クラプトンの名曲「愛しのレイラ」を彷彿とさせるバラードが、将棋の世界に生きる男たちの運命に寄り添っていく。


話題作への出演が続く坂口と渡辺の熱演が堪能できる本作。特報映像でサザンオールスターズの主題歌もチェックしよう!

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