綾野剛、齋藤潤、中国で大ヒット中の『カラオケ行こ!』に感慨!2人で上海舞台挨拶

綾野剛、齋藤潤、中国で大ヒット中の『カラオケ行こ!』に感慨!2人で上海舞台挨拶

和山やまの人気コミックを綾野剛主演、齋藤潤共演で映画化した『カラオケ行こ!』が1月17日から中国本土で劇場公開され、邦画では、まれにみる大ヒットを記録中。中国からの熱いラブコールを受け、現地時間の2月15日、歌に悩むヤクザ、成田狂児役の綾野と、狂児からカラオケのレッスンを頼まれる合唱部部長の中学生、岡聡実役の齋藤が上海の舞台挨拶に登壇した。

【写真を見る】上海を観光する綾野剛主演、齋藤潤
【写真を見る】上海を観光する綾野剛主演、齋藤潤[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

2月14日の 空港到着から大歓迎を受けた2人は、そのまま観光名所の田子坊など上海の街を存分に堪能。翌15日は2回の舞台挨拶に登壇した。中国語での挨拶でスタートしたイベントは、2人の登場時から歓声や悲鳴の連続で、映画『カラオケ行こ!』、そして綾野、斎藤の人気ぶりを改めて感じる展開に。その後、来場者からの質問に答えたり、綾野、斎藤から出題される映画にまつわるクイズコーナー(当てられたお客さんは全て正解!)が展開されたりと、盛りだくさんの内容となった。

歌に悩むヤクザ、成田狂児役の綾野剛
歌に悩むヤクザ、成田狂児役の綾野剛[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

本作の注目ポイントについて綾野は「間違いなくみなさんにとっても僕にとっても潤君にとっても一生忘れることができない作品になりました。潤君は当時、役と同じ15歳で実際に変声期で、大勢の大人たちのなかで立ち続けました。彼の成長とその美しい姿と、なにより誠実さがそのまま作品に反映されています。僕のキャリアにとってもかけがえの ない1本になることは間違いありません」と感慨深い表情でコメント。

狂児からカラオケのレッスンを頼まれる合唱部部長の中学生、岡聡実役の齋藤潤
狂児からカラオケのレッスンを頼まれる合唱部部長の中学生、岡聡実役の齋藤潤[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

齋藤も「日本ではこの作品を愛して下さる方がたくさんいらっしゃいましたが、中国でもたくさんいらっしゃるんだなと肌で感じています。聡実君を皆さんに愛していただいているのは、原作の和山やま先生、そして剛さんやみなさんのおかげだと思っています。自分にとっては信じられないほどの皆さんからの反響を糧にこれからも走り続けたいと思えるほど、大切な作品になりました」と言葉をかみしめた。

笑顔で中国での大ヒットに感謝する綾野剛
笑顔で中国での大ヒットに感謝する綾野剛[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

劇中で絶妙なやりとりを見せる綾野たちだが、もしまた共演するとしたら、どんな役を演じたい?バディもしくはライバル役が良いか?という質問について、齋藤は「バディもの、アクションを一緒にやりたいですね」と言うと、綾野も「難しいですね」と悩みつつ「でもやっぱり聡実くんのこれからを見てみたいと思いますし、僕も狂児をまだまだ生きてみたいと思います。この関係でSFでもいいですよ。この映画が『カラオケ行こ!』なので、『聡美と狂児、シャンハイへ行く!』とか(笑)。上海の関係者の皆さんにご協力いただいて、こちらでロケをやりたいですね」とうれしそうに語った。

『カラオケ行こ!』が特別な作品になったと感慨深く語る齋藤潤
『カラオケ行こ!』が特別な作品になったと感慨深く語る齋藤潤[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

また、齋藤は「クライメイトに中国から来た留学がいて、今回一番に報告したら中国語の挨拶を少し教えてくれました。自分にとって初めての海外ですが、すごく素敵な街で楽しんでいます。みなさんとお会い できたことも一生の思い出ですし、またここに戻って来たいと思いました」とコメント。

大盛況だった舞台挨拶
大盛況だった舞台挨拶[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

綾野は『ヤクザと家族 The Family』(21)でヤクザ役を演じているが、今回の成田狂児との役作りの違いについて「マンガ原作の役は、すでに完成されているものがあるんですが、そこに対して新しいオリジナルを作るということに尽力しました。また、原作へのリスペクトを持ってこの映画を作るということをチームで大切にしました。僕が特に一番頑張ったのは、気持ち悪い裏声で『紅』を歌うことでした。聡実くんには姿勢のことなどいろいろと指導していただきました。いい思い出です」としみじみ語った。

上海観光を心から楽しんだ2人
上海観光を心から楽しんだ2人[c]2024『カラオケ行こ!』製作委員会

最後に3月16日まで中国上映が延長されたことが発表された。齋藤は「この映画をきっかけにたくさんに人の前でお話しできるのはありがたいことだなと思っています。今日はみなさんにたくさんの愛と勇気をもらいましたのでまた明日から頑張っていきたいと思います」と感無量の様子。


綾野も「改めて映画『カラオケ行こ!』をこれほど愛して下さり、とても感謝しています。なにより潤くんとこうしてこの場に立てていること、皆さんが愛をこめてくれていること、感謝しかありません。また2人で上海に戻って来られるよう努めてまいりますので、引き続きの応援のほどよろしくお願いいたします」と締めくくり、大盛況のなか、舞台挨拶は幕を閉じた。

文/山崎伸子

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