心揺さぶるラブサスペンス『FEMME フェム』公開決定!緊張感ただようポスタービジュアルが到着

心揺さぶるラブサスペンス『FEMME フェム』公開決定!緊張感ただようポスタービジュアルが到着

ネイサン・スチュワート=ジャレットとジョージ・マッケイがダブル主演を務める『FEMME フェム』が3月28日より全国公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルが到着した。

【写真を見る】ネイサン・スチュワート=ジャレットとジョージ・マッケイがダブル主演を務める
【写真を見る】ネイサン・スチュワート=ジャレットとジョージ・マッケイがダブル主演を務める(c) British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022

ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーンのジュールズ。ある夜、ステージを終えた彼は、タトゥーだらけの男、プレストンと出会う。だが、その出会いは突然、憎悪に満ちた暴力へと変わり、ジュールズの心と体には深い傷が刻まれる。舞台を降り、孤独な日々を送りながら彼は痛みと向き合い続けていた。数ヶ月後、偶然立ち寄ったゲイサウナでジュールズはプレストンと再会。ドラァグ姿ではない彼を、プレストンは気づかぬまま誘う。かつて憎悪に駆られジュールズを襲った男が、実は自身のセクシュアリティを隠していたことを知ったジュールズ。彼はその矛盾を暴き、復讐を果たすため、密会の様子を記録しようと計画する。ところが、密会を重ねるたび、プレストンの暴力的な仮面の奥にある脆さと葛藤が浮かび上がる。プレストンの本質に触れるたび、ジュールズの心にもまた説明のつかない感情が芽生え始める…。

2021年に英国アカデミー賞にノミネートされた同名の短編をもとに、サム・H・フリーマンとン・チュンピンが長編映画として昇華させた本作は、ベルリン国際映画祭で初披露され大きな称賛を集めると、英国インディペンデント映画賞では11部門ノミネートされるなど、賞レースを賑わせた。主演には『キャンディマン』(21)のネイサンと最新作『けものがいる』が4月25日(金)に日本公開を控えるジョージ。差別的な動機による暴力で心身に深い傷を負ったドラァグパフォーマーが、自らを襲撃した男と危うい駆け引きの渦に引き込まれていく。

このたび解禁されたポスタービジュアルには、ドラァグクイーンに扮したネイサンと首に大きなタトゥーがある狂気を放つ男に扮したジョージの鋭い眼光を放つ表情が切り取られており、“誘惑こそ復讐”というコピーとともに、ヒリヒリとした緊張感がただようデザインとなっている。


支配と服従が交錯し、観る者の心をかき乱していく本作。美しくも儚い物語をスクリーンで見届けてほしい。

文/スズキヒロシ

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