監督
中国残留孤児とその家族を2年にわたって取材したドキュメンタリー。監督は竹内亮。2025年11月7日より東京・角川シネマ有楽町、日中友好会館で開催の「中国ドキュメンタリー映画祭In Japan」にて上映。
ストーリー
1945年、第二次世界大戦末期の中国・旧満州。当時そこには、日本の国策によって移住してきた約150万人の日本人庶民が暮らしていた。だが、終戦直前、日本軍は彼らを見捨てて撤退。戦火の中、数多くの女性や高齢者が命を落とし、数千人の幼い子供たちが親と離れ離れになった。彼らは国籍を失い、孤児となり“名無しの子”となった……。1990年代に帰国するも、日本社会に馴染めず自殺未遂に追い込まれた一世。差別の中で自らの居場所をつくるため、準暴力団「チャイニーズドラゴン」を結成した二世。日中ハーフである自分のルーツを隠し、友人にさえ真実を語れない三世。――戦後80年。「私は中国人なのか、それとも日本人なのか?」そんな答えのない問いを胸に秘めて生きてきた彼らの戦争は、まだ終わっていない……。
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作品データ
- 原題
- 无名之子
- 製作年
- 2025年
- 製作国
- 中国
- 配給
- ワノユメ
- 初公開日
- 2025年11月21日
- 上映時間
- 110分
- 製作会社
- (制作:ワノユメ)
[c]キネマ旬報社
