アンドリュー・ブリーチングトン
Andrew
スペインの新鋭アントニオ・メンデス・エスパルサ監督の長編第2作目。アメリカ・フロリダ州を舞台にした初の英語作品であり、前作「ヒア・アンド・ゼア」同様、地元住民をキャストに起用。フロリダで暮らすアフリカ系アメリカ人一家の苦境や生きづらさをリアルに描いた。脚本には教育やカウンセリングの専門家へのインタビュー、司法関係者へのリサーチを反映させた。撮影は2016年のアメリカ大統領選挙期間中に行われ、背景には排外主義を掲げる共和党候補のドナルド・トランプが支持を拡大する不穏な空気が映し出されている。2017年・第65回サン・セバスティアン国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞。さらに、2018年・第34回フィルム・インディペンデント・スピリット賞にてジョン・カサヴェテス賞を受賞。日本では2017年・第30回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門にて上映。2025年10月31日より特集上映「アントニオ・メンデス・エスパルサの映画」にて劇場初公開。
フロリダに暮らすレジーナは、ダイナーで働きながら二人の子どもを育てている。思春期の息子アンドリューはたびたび問題を起こし、現在は保護観察中だ。アンドリューは、現代アメリカにおける若い黒人男性としての生きがいを切望している。だが、母親のレジーナは子育て以上の人生を求めていて、新たな恋人が現れる。アンドリューは家族の責任という重圧に押しつぶされそうになる。不在の父親との繋がりを求める彼の旅は、彼を危険な道へと導いていく。
監督、脚本、製作総指揮
製作
製作
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製作総指揮
製作総指揮
撮影
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