
三浦貴大
修司
沖正人監督が生まれ故郷を舞台に、自身の実人生を投影した、ヒューマンドラマ。もう若いと言えない人生半ばの男女の第二の青春映画。
広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市で生まれ、これまで一度も島から出ずに生きてきた修司(三浦貴大)。数年前、家の畑で父が突然死したことに責任を感じていた彼は、母とふたりで暮らしながら、うだつの上がらない日々を送っていた。そんなある日、江田島から東京に出て映画監督として活躍している幼馴染みの和也(武田航平)が、故郷・江田島を舞台に映画を撮ることをテレビで知る。和也は高校時代、修司が思いを寄せていた同級生・幸恵(咲妃みゆ)と付き合っていたこともあり、余計に遠い関係だった。その幸恵は、いま呉市のスナックで働いていた。定期的に江田島に戻り、実家の母の面倒を見ている彼女には江田島で水産会社を営む交際相手がいたが、妻子あるその相手との交際は決して幸せなものではなかった。そんな3人の思いが交錯するなか、和也が監督する映画の撮影がスタートする。それは、和也にとって亡くなった母が遺したある願いを叶えるためでもあった……。
修司
和也
幸恵
和也(高校時代)
修司(高校時代)
幸恵(高校時代)