岩田剛典
「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」の岩田剛典が、大人になりきれない中学校教師を皮肉と愚痴と笑いを交えて演じるドラマ。日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、教師の市川が生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長していく。監督・脚本は、「決戦は日曜日」の坂下雄一郎。
ストーリー
公立中学校教諭、市川（岩田剛典）の担任するクラスの生徒数十人が、校則への抗議として髪を金色に染めて登校してくる。前代未聞の大胆な校則違反に学校中が大騒ぎになるが、市川は「子供じみた反抗」と高をくくり、生徒に説諭する。しかし、活動の発起人・板録に「なぜ髪を染めてはいけないのか」と聞かれても、「校則だから」としか答えられない。そして同じ日、交際中の彼女・赤坂から「結婚についてどう考えているか」と問われるが、市川はまだ30歳で、考えたこともなかった。金髪事件はネットニュースに取り上げられ、教育委員会や文科省、総理大臣まで動き出す騒動となる。それを毎日彼女に愚痴っていた市川は、「あなたは子どもじみている」と説教をされ、疎遠になってしまう。そんなとき、「校則を変える」という自分の目的とかけ離れた騒動に進んでいく状況を変えたい板録は、市川にある提案をし、協力することになるが……。
