
フォーチュンクッキーをきっかけに、孤独な女性が新たな一歩を踏み出す姿を、オフビートなユーモアを交えて描いたラブストーリー。第39回インディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞に輝いた。フォーチュンクッキー工場で働きながら単調な生活を送るドニヤが、クッキーのメッセージに自分の電話番号を紛れ込ませたところ、ある男性からメッセージが届く。出演は映画初出演で主演を務めたアナイタ・ワリ・ザダ、「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のグレッグ・ターキントン、『一流シェフのファミリーレストラン』のジェレミー・アレン・ホワイト。監督は、前作「Land(原題)」が第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品された新鋭ババク・ジャラリ。
ストーリー
カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くドニヤ(アナイタ・ワリ・ザダ)は、アパートと工場を往復するだけの単調な生活を送っていた。母国アフガニスタンの米軍基地で通訳として働いた経験を持つ彼女は、それが原因で、慢性的な不眠症に悩まされている。そんなある日、クッキーのメッセージを書く仕事を任されたドニヤは、新たな出会いを求め、その中の一つに自分の電話番号を書いたものをこっそり紛れ込ませる。すると間もなく、ひとりの男性から“会いたい”とメッセージが届き……。