映画ランキング - 全米映画
(2025/5/2~2025/5/4)

2025年5月5日 発表(毎週火曜更新)
2025年5月2日~2025年5月4日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『サンダーボルツ*』『Sinners』『マインクラフト/ザ・ムービー』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    NEW

    サンダーボルツ*

    、126分、アクション
    4.0
    2588

    週末興収$76,000,000

    累積興収$76,000,000

    “全員ワケあり”なならず者チーム「サンダーボルツ」の戦いを描くアクション。『ブラック・ウィドウ』のフローレンス・ピューがエレーナ、デヴィッド・ハーバーがレッド・ガーディアン/アレクセイ、『アベンジャー···もっと見る

  • No.2
    1 down
    Sinners

    Sinners

    公開未定
    -
    0

    週末興収$33,000,000

    累積興収$179,729,000

  • No.3
    4 up

    マインクラフト/ザ・ムービー

    、101分、冒険・アドベンチャー
    3.9
    4419

    週末興収$13,700,000

    累積興収$398,209,000

    世界で一番売れている同名ゲームを実写映画化。3Dブロックで構成されたバーチャル空間で、イメージしたものを自由に創りだせる不思議な世界を描く。『アクアマン』のジェイソン・モモア、『ジュマンジ』のジャック···もっと見る

  • No.4
    3 down
    The Accountant 2

    The Accountant 2

    公開未定
    -
    0

    週末興収$9,468,181

    累積興収$41,151,000

  • No.5
    5 keep
    Until Dawn

    Until Dawn

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,800,000

    累積興収$14,359,000

  • No.6
    7 up

    アマチュア

    、123分、アクション/サスペンス・ミステリー
    3.8
    1966

    週末興収$1,800,000

    累積興収$36,939,680

    “アマチュアスパイ”となったCIA分析官が繰り広げる復讐劇を描くサスペンスアクション。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが主演を務め、愛妻家で内気な性格のCIA分析官チャーリーを演じる。CIA···もっと見る

  • No.7
    6 down
    The King of Kings

    The King of Kings

    公開未定
    -
    0

    週末興収$1,658,234

    累積興収$57,665,661

  • No.8
    8 keep

    ウォーフェア(原題)

    公開未定、95分
    -
    1

    週末興収$1,275,396

    累積興収$24,086,697

  • No.9
    NEW
    Hit: The Third Case

    Hit: The Third Case

    公開未定
    -
    0

    週末興収$869,667

    累積興収$2,079,830

  • No.10
    NEW
    The Surfer

    The Surfer

    公開未定
    -
    0

    週末興収$674,560

    累積興収$674,560

『サンダーボルツ*』が北米初登場No. 1!批評家から高評価を獲得し、いよいよMCU完全復活へ
『サンダーボルツ*』が北米初登場No. 1!批評家から高評価を獲得し、いよいよMCU完全復活へ
『サンダーボルツ*』が北米初登場No. 1!批評家から高評価を獲得し、いよいよMCU完全復活へ

先週末(5月2日から5月4日)の北米興収ランキングは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作である『サンダーボルツ*』(日本公開中)が初登場でNo. 1を獲得。これでMCU作品はこれまで公開された全36作品が初登場No. 1と、また記録を更新したことになる。まずは例によって、そのオープニング成績をこれまでMCU作品と比較しながら見ていこう。
4330館で公開され、初日から3日間の興収は7430万ドル。これはMCU36作品のなかで30位とかなり下のほう。北米の歴代オープニング興収では141位で、5月公開作品にしぼっても歴代35位と、MCU前作『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』(24)と同様、“通常であれば文句のないヒットスタートであるけれど、MCUとしては物足りない”という印象だろう。 ちなみに、その『ブレイブ・ニュー・ワールド』は4105館で8884万ドルのオープニング興収で、公開から2ヶ月かけてなんとか興収2億ドルまで到達している。オープニングの段階では『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)や『エターナルズ』(21)といったコロナ禍からの回復途上で公開された作品(いずれも最終的には北米累計興収2億ドルを突破している)と同水準の『サンダーボルツ*』。これらと同様2億ドル到達の可能性は高いものの、1億8000万ドルという制作費の回収には届きそうにないのが実情だ。 とはいえ、『サンダーボルツ*』には興収の持続力で『ブレイブ・ニュー・ワールド』を上回るだけの“強い味方”が存在する。ひとつは作品の評価の高さに他ならない。批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価は88%と、近年のMCU作品としては『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(21)以来の高い評価を得ている。そしてもうひとつは、終盤に明かされる真のチーム名と、それにあわせた事実上のタイトル変更という異例の戦略がもたらす話題性だ。 これらによって一度MCUから離れた客層が、次の「アベンジャーズ」映画に向けて戻ってくるきっかけとなれば、大きなジャンプアップが見込めるはず。なお、『ブレイブ・ニュー・ワールド』も『サンダーボルツ*』との相乗効果で、公開12週目にして前週の34位から一気に16位まで浮上。夏には今年3本目のMCU作品となる『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(7月25日日本公開)も控えており、そろそろMCU完全復活が見えてきたかもしれない。 一方、3週目にして首位を明け渡したライアン・クーグラー監督の『Sinners』は、前週比72.4%となる興収3310万ドルの成績を収めて2位に踏みとどまっている。累計興収は週末時点で1億7900万ドルで、次週末には北米累計興収2億ドルに到達する見込みだ。 また、前週比6割近い興収でひとつ順位をあげた『マインクラフト/ザ・ムービー』(日本公開中)は、公開34日目の5月7日の時点で累計興収4億ドルに到達。北米歴代興収ランキング52位まで浮上し、『ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル』(17)超えをすでに射程圏内に収めたようだ。 文/久保田 和馬


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