映画ランキング - 全米映画
(2025/6/27~2025/6/29)

2025年6月30日 発表(毎週火曜更新)
2025年6月27日~2025年6月29日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『映画『F1(R)/エフワン』』『ヒックとドラゴン』『星つなぎのエリオ』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    NEW

    映画『F1(R)/エフワン』

    、155分、アクション/ヒューマンドラマ
    4.5
    5615

    週末興収$55,600,000

    累積興収$55,600,000

    F1に挑むレーサーたちの戦いを描くエンタテインメント大作。『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーが監督、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットが主演を務める···もっと見る

  • No.2
    1 down

    ヒックとドラゴン

    、126分、ファミリー/冒険・アドベンチャー
    -
    1539

    週末興収$19,400,000

    累積興収$200,057,000

    ドリームワークス・アニメーションが手掛けたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』(01)シリーズの初実写映画化。バイキングの少年ヒックと彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険を描く壮大なファン···もっと見る

  • No.3
    3 keep

    星つなぎのエリオ

    、97分、アニメ
    3.8
    2661

    週末興収$10,700,000

    累積興収$42,225,747

    ひとりぼっちの少年が宇宙の仲間たちと出会い冒険を繰り広げるディズニー&ピクサーの長編アニメーション。監督を『リメンバー・ミー』でストーリーアーティストを務めたマデリーン・シャラフィアン、『私ときどきレ···もっと見る

  • No.4
    NEW

    M3GAN/ミーガン 2.0

    、ホラー/ファミリー
    PG12
    -
    804

    週末興収$10,200,000

    累積興収$10,200,000

    お友だちAI人形<M3GAN(ミーガン)>の暴走を描くサイコスリラー第2弾。究極の殺人兵器<アメリア>の暴走を止めるため、アップデートし再び蘇ったミーガンの愛情と狂気を描く。前作に引き続き、ジェラルド···もっと見る

  • No.5
    2 down

    28年後...

    、115分、ホラー
    R15+
    3.7
    1721

    週末興収$9,700,000

    累積興収$50,354,000

    恐ろしいウイルスの流出によって発生したパンデミックの恐怖を描くサバイバルスリラー。『28日後...』の監督ダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドが再タッグを組む。『クレイヴン・ザ・ハンター』のアー···もっと見る

  • No.6
    4 down

    リロ&スティッチ

    、108分、SF/ファンタジー/ヒューマンドラマ/ファミリー
    4.4
    5479

    週末興収$6,900,000

    累積興収$400,070,904

    ディズニーの同名アニメーションを実写映画化。ハワイを舞台に、いつも一人ぼっちな少女が、暴れん坊のエイリアンと出会い、かけがえのない絆を築いていく。『マルセル 靴をはいた小さな貝』のディーン・フライシャ···もっと見る

  • No.7
    5 down

    週末興収$4,150,000

    累積興収$185,996,000

    スパイ組織IMFに所属するイーサン・ハントと彼が率いるチームの戦いを映す「ミッション・インポッシブル」シリーズ第8作。2部作として製作された前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART···もっと見る

  • No.8
    6 down
    Materialists

    Materialists

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,999,422

    累積興収$30,401,381

  • No.9
    7 down

    バレリーナ:The World of John Wick

    、125分、アクション/バイオレンス
    R15+
    -
    2146

    週末興収$2,130,000

    累積興収$55,473,000

    復讐に燃える“バレリーナ”を主人公とする「ジョン・ウィック」シリーズ初となるスピンオフ作品。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のアナ・デ・アルマスが主人公イヴを演じる。また、ジョン・ウィック役のキア···もっと見る

  • No.10
    8 down

    ベスト・キッド:レジェンズ

    、94分、アクション
    4.0
    958

    週末興収$1,000,000

    累積興収$51,592,000

    2人のレジェンドから2つの異なる格闘スタイルを学んだ高校生の戦いを描く「ベスト・キッド」シリーズの6作目。「ミーン・ガールズ」のベン・ウォンが主人公のリーを演じるほか、オリジナル版『ベスト・キッド』で···もっと見る

映画『F1(R)/エフワン』が“ブラピ映画”トップクラスのオープニングで北米V発進!『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の初日成績は?
映画『F1(R)/エフワン』が“ブラピ映画”トップクラスのオープニングで北米V発進!『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の初日成績は?
映画『F1(R)/エフワン』が“ブラピ映画”トップクラスのオープニングで北米V発進!『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の初日成績は?

先週末(6月27日から6月29日まで)の北米興収ランキングは、ブラッド・ピット主演の映画『F1(R)/エフワン』(日本公開中)が初登場No. 1を獲得。同作を含め、「ピット主演作」で「6月から8月のサマーシーズンに北米公開」された作品は過去20年で7本(単独主演ではない『オーシャンズ13』も含む)あるが、そのうち5作品が初登場1位、残る2作品も初登場2位と、見事にハズレなしにそのスターパワーを発揮している点は興味深い。
しかも今回の映画『F1(R)/エフワン』に関しては、初日から3日間の興収が5700万ドルと、『トロイ』(04)や『Mr.&Mrs.スミス』(05)を上回り、『ワールド・ウォーZ』(13)に次いでピット主演作歴代2位のオープニング成績。もっとも、初動から破格の興収を叩きだした歴史的ヒット作『トップガン マーヴェリック』(21)と同じ監督やスタッフが集結したこともあって“地上版『トップガン』”とも言われているが、そちらと比べるのはさすがに酷。それでも充分にヒットスタートを飾ったといえよう。 近年はすっかりプロデューサーとしての活躍ぶりが目立ち、すでにアカデミー賞作品賞受賞作を3作輩出(ピット自身が受賞対象となったのは1作のみ)しているピット。俳優としても『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)で同助演男優賞に輝き、何度目かのブレイク期に再突入したといっても過言ではないだろう。とはいえピット主演作でメガヒットを記録した作品が少ないこと、また今作はApple製作であり、同社のこれまでの戦略を考えれば劇場での大きなヒットを狙った作品ではないことが気になる点だ。 それでも批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価の割合は83%と堅調であり、観客からの好意的評価の割合は97%と非常に高い。とりわけラージフォーマットでの上映が好調であり、そうした作品自体がもつ劇場鑑賞との親和性の高さからは、興収のさらなる伸びが充分に期待できる。全世界興収はすでに1億6000万ドルを突破しているが、製作費は2億ドル以上と高額。劇場展開だけで“成功した”と言い切れない難しさがAppleオリジナル作品にはあるとはいえ、同スタジオにとっては過去最大の成功作であることは間違いないだろう。 対照的に苦々しいスタートとなったのは、ブラムハウス・プロダクションの最新作である『M3GAN/ミーガン 2.0』(10月10日日本公開)。初日から3日間の興収は1020万ドルと、前作のオープニング興収のおよそ3分の1。しかも制作費は前作の1200万ドルから倍増以上の2500万ドル。低予算ハイクオリティをモットーとした同スタジオにしては珍しい制作費の額と、あえて大作がひしめき合うサマーシーズン公開に踏み切った点にスタジオ側の自信が窺えるが、少々裏目に出てしまったようだ。 ブラムハウス作品は今年に入ってから、リー・ワネル監督の『Wolf Man』やジャウマ・コレット=セラ監督の『The Woman in the Yard』、クリストファー・ランドン監督の『Drop』と、人気監督の新作を続々公開してきているが、いずれも大きな成功には至っておらず。ハロウィンシーズンに控える『Black Phone2』と年末の『Five Night at Freddy's2』でどこまで取り返すことができるのか。 さて、7月2日の水曜日に北米公開を迎えた『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日日本公開)の速報を簡潔にお伝えしておこう。初日の興収は3050万ドルと、水曜日の初日興収としては歴代11位の成績であり、2日目の木曜日は2200万ドルから2400万ドルほどの興収見込み。週末3日間では8000万ドル前後の興収になると予測されており、メガヒット連発だった「ジュラシック・ワールド」シリーズ3作と比較すると、ひと回りほど低い数字に落ち着きそう。次週、批評家や観客の反応も含めてたっぷりと詳細をお伝えしたい。 文/久保田 和馬


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