最新映画ランキング - 国内映画
(2026/3/20~2026/3/22)
2026年3月23日
発表(毎週火曜更新)
2026年3月20日~2026年3月22日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』『私がビーバーになる時』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』などがランクイン!(興行通信社調べ)
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3連休とぴったり重なった3月20日から3月22日までの全国映画動員ランキングが発表。前週1位だった『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』(公開中)と、同2位に初登場を果たしたディズニー&ピクサーの最新作『私がビーバーになる時』(公開中)が、それぞれ数字を伸ばして順位をキープ。“春休み映画”としての貫禄を見せつける結果となった。
上位2作品の成績の詳細は後述するとして、今回トピックとして取り上げたいのは3位にランクインした『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(公開中)だ。『オデッセイ』(15)の原作者アンディ・ウィアーの同名小説をライアン・ゴズリング主演で映画化した同作は、初日から3日間で観客動員23万3310人、興行収入4億833万4560円を記録している。
この初週末の動員成績は、2026年に公開された洋画作品のなかで『ウィキッド 永遠の約束』(公開中)と『私がビーバーになる時』に次いで3位(興収では2位)。初日が祝日だった効果もあり、初日単日の成績は動員9万8291人、興収1億6996万5100円と、平日公開だった上記2本を上回っている。この初日成績は週末3日間成績のおよそ42%を占めており、事前の期待値の高さがあらわれていると判断できよう。
好スタートを飾ったとはいえ、油断できないのが昨今の洋画事情。今回の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の初動成績は、昨年夏に公開された映画『F1(R)/エフワン』(初日から3日間の動員24万3000人、興収4億2186万円)と『スーパーマン』(同動員22万5273人、興収3億7288万円)のほぼ中間。この両者の初動成績には大きな差がないように見えるが、最終的な興収は前者が21億3000万円で、後者は10億3000万円と倍以上の差がついている。昨年上半期に公開されたマーベルの2作品もしかり、公開前の期待値よりも、公開後にどう広がりを見せていくかが、現在の洋画作品の興行的な成否を占う重要なファクターであることは明白だ。
ちなみに、2025年の公開作(前年末の公開作を除く)で動員ランキングのトップ10にランクインした洋画作品は33本(ライブドキュメンタリーを除く)。そのうち10本が2週目に、7本が3週目にはトップ10圏外へと沈んでいる。2026年は前年末に公開された『ズートピア2』(公開中)のメガヒットで幕を開けたものの、年明け以降に公開された作品では、現在上映中の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』、『私がビーバーになる時』、『ウィキッド 永遠の約束』を除く10本中7本が2週目に、3本が3週目に圏外に沈んでいる。
もちろんその背景には、2週目以降で上映回数やキャパシティが縮小しかねない現代の映画館のシステムがあり、それを避けるために初週末の成績が重要になってくるという見方もある。とはいえここまで極端な状況だと、もはや問題の本質は別のところにあると言わざるを得ない。ひとまずは、アニメでもフランチャイズでもなければ、誰もが知るようなトップスター(その一歩手前には来ていると思うが)の主演作でもない『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が作品評価の高さを活かして“鬼門”を突破できるかに注目しておきたい。
4週連続No. 1を飾った『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』は、この週末3日間で動員34万6000人、興収4億4500万円と、前週対比126%(興収は125%)の成績を記録。累計成績は動員194万人を突破し、興収は25億円到達が目前。今年も順調なペースを維持したまま、春休み本番へと突入する。
一方、2週連続2位の『私がビーバーになる時』も週末3日間で動員28万3943人、興収3億8172万円と、前週比107%(興収は104%)の上昇カーブを描くことに成功。こちらは累計成績で動員71万3626人、興収は9億6235万円と、ヒットの目安となる興収10億円まであと少し。口コミの拡大とリピーターの増加も顕著なようで、次週以降も『映画ドラえもん』と上位争いを繰り広げることだろう。
先述の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のほかに、新作タイトルは2本ランクイン。6位に初登場を果たしたのは、『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)の原作者である一条岬の同名小説を、同作に引き続き三木孝浩監督と道枝駿佑のタッグで映画化した『君が最後に遺した歌』(公開中)。初日から3日間で動員13万人、興収1億7000万円を突破している。
また7位には『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』(公開中)が初登場。人気コミック「暗殺教室」のテレビアニメ化&連載終了10周年を記念したプロジェクトの第3弾企画として、これまで映像化されてこなかった原作エピソードを中心に描いた同作。3月27日(金)からは第2弾入場者特典「3年E組同窓会イラスト〜10年後ver〜台座付きクリアカード」の配布が決定している。
公開7週目を迎え、8位にランクインした『ほどなく、お別れです』(公開中)は累計動員299万人&興収40億円を突破。1週間限定の劇場上映から異例の拡大公開に踏み切り、すでに累計興収10億円を突破している『超かぐや姫!』(公開中)は、今週も好調を維持して10位にランクイン。
また、公開36週目を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)は、前週からおよそ7000万円の興収を上乗せしており、3月22日までの時点で累計興収は399億3000万円に到達。いよいよ前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)に続いての“興収400億円”へのカウントダウンが始まったようだ。
以下は、1~10位までのランキング(3月20日〜3月22日)
1位『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』
2位『私がビーバーになる時』
3位『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
4位『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』
5位『ウィキッド 永遠の約束』
6位『君が最後に遺した歌』
7位『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』
8位『ほどなく、お別れです』
9位『映画「教場 Requiem」』
10位『超かぐや姫!』
次週末は、クレハの和風恋愛ファンタジー小説を永瀬廉と吉川愛のダブル主演で映画化した『鬼の花嫁』(3月27日公開)、2020年に興収27億円を記録した『映画 えんとつ町のプペル』(20)の続編となる『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』(3月27日公開)、山時聡真と菅野美穂がダブル主演を務める『90メートル』(3月27日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬
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