クリステン・スチュワート長編初監督作品『クロノロジー・オブ・ウォーター』2027年2月公開決定!
『スペンサー ダイアナの決意』(21)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクリステン・スチュワートの長編初監督作『クロノロジー・オブ・ウォーター』が2027年2月5日(金)より公開されることが決定。あわせて、メイン場面写真、メイキング写真、ティーザー予告が解禁となった。
作家リディア・ユクナヴィッチが2011年に発表して世界的ベストセラーとなった同名回想録を、スチュワートが約8年もの歳月を費やして映画化した本作。2017年にこの本に出会った際に「"絶対に私以外には作らせない"と攻撃的なまでの確信を持った」と語るスチュワートは、脚本も自ら担当し、「私は8年にわたり脚本を書き続け、何度も書き直しました。書きすぎと言っていいほど書き、500ものバージョンを作った。記憶そのもののように、はかなくて流動的な脚本を形作ろうとしたのです」と明かしている。
主人公は幼少期に父親からの性的虐待で心と身体に深い傷を負ったリディア。唯一打ち込んでいた水泳で全米代表候補にまで上り詰めるも、心に負った傷が妨げとなりその道は絶たれてしまう。以降、アルコールやドラッグ、刹那的な恋愛へと身を委ねながら自らを壊すように生きていくなかで、結婚と出産、そして取り返しのつかない喪失を経験する。それを機に、自らの人生を見つめ直すようになったリディアは、「書くこと」に出会う。痛みや怒り、欲望といった記憶の断片を言葉として紡ぎ直しながら、彼女は過去に支配されるのではなく、自らの物語を生き直そうと歩みはじめる。
リディアを演じたのは、『ビバリウム』(19)のイモージェン・プーツ。17歳から30代に至るまでのリディアの人生を、瞬きを許さぬ迫力の演技で体現した。同じくトラウマを抱える姉クローディアを『ゴーストワールド』(01)のソーラ・バーチ、「カッコーの巣の上で」で知られる作家ケン・キージーを『K-9/友情に輝く星』(89)のジム・ベルーシ、BDSMセラピストであるフォトグラファーを元ソニック・ユースのキム・ゴードンが演じる。さらに巨匠リドリー・スコットが製作総指揮に名を連ね、スチュワートが2013年からアンバサダーを務める「CHANEL」も協力として本作を支援している。
このたび解禁されたのは、メイン場面写真をはじめ、監督のスチュワートと主演のプーツが現場で向き合う姿を捉えたメイキング写真、そして場所や時間を変幻自在に行き来する本作を象徴するモンタージュの数々を映しだすティーザー予告となっている。
2025年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映され、称賛を集めた本作。「書くこと」を通して人生を取り戻そうとする女性の物語をスクリーンで見届けて。
文/鈴木レイヤ
